How to reform / renovation

ミラタップ(旧サンワカンパニー)でリフォーム・リノベーション

【クローゼットのリフォーム大全】種類・費用相場・注意点まとめ

クローゼットはリフォームできる?

リフォーム前に知りたい!クローゼットの定義とは?

クローゼットとは、部屋の空間やデッドスペースを有効活用するために作られた、壁に埋め込まれた形状の収納家具のことです。
ハンガー収納ができるのが大きな特徴で、インナーや靴下のような小物は収納ケースを設置してまとめられます。可動式のクローゼットもありますが、基本的には固定されており、チェスト(タンス)のような置くだけの家具と違って安定しているのが特徴です。
衣類だけでなくさまざまな物を収納できるので、居住部分をすっきりさせることが可能。クローゼットのリフォームは、住まいの快適性や利便性を向上させる効果的な手段です。

クローゼットのリフォームパターン

クローゼットのリフォームにはいくつかのパターンがあります。

新しいクローゼットを作る

ゼロからクローゼットを作るリフォームでおすすめなのが、空いている部屋をウォークインクローゼットとして活用する方法。和室からフローリングへの変更など部屋全体の大掛かりな工事が伴うこともあるので、家全体のリフォーム時に行うとよいでしょう。
もちろん、畳間のままウォークインクローゼットにしても便利に使えます。

既存のクローゼットをリフォームする

既存のクローゼットを拡張してウォークインタイプなどに変更することも可能。クローゼット内の間仕切りの変更もリフォームのひとつです。棚を追加したり扉を交換したりすることで、収納力や使い勝手が向上します。

押入れをクローゼットにリフォームする

既存の押し入れをクローゼットに変更するリフォームでは、扉や棚・ハンガーパイプを設置し、内装も全面的に新しくするのがおすすめです。奥行きが深いので、手前には普段よく使う衣類を、奥には季節物の衣類を収納するなど、収納ケースの工夫次第で使い勝手が格段にアップします。
押入れの中板や天袋は取り外しできるため、DIYも可能です。ただし、柱の撤去は耐震構造に影響を及ぼすため、自己判断では行わないようにしましょう。構造計算ができる業者に依頼すれば、柱を取り除いて広いクローゼットを作ることも可能です。

クローゼットリフォームの費用相場

クローゼットを新しく作る場合

壁面クローゼットを新設する場合、サイズや素材によって費用は変わりますが、一般的には約20~30万円が費用の目安。ただし、家具工事になる場合はさらにコストがかかる可能性があります。
シンプルなクローゼットへのリフォームは、10~20万円程度が目安。例えば押し入れの襖を扉に変更し、既存の棚を取り外した後でハンガーを掛けるためのパイプを設置する…といった場合が該当します。子どもの成長に合わせて収納を変更したい・部屋を模様替えしたいときに手軽に行えるリフォームです。
ウォークインクローゼットの設置は、スペースの確保・内装・ドア設置などが必要です。費用は広さや内装の仕様によって変動しますが、40~80万円程度と幅があります。

既存のクローゼットをリフォームする場合

既存のクローゼットを拡張する場合、20~30万円程度が目安。パイプの強度を上げるために壁との接続部分の強化が必要になるケースや、壁を撤去するための追加工事が必要になると、費用はさらに上がります。
一方、扉を変えるなど簡易的なリフォームであれば、DIYで手軽に行えます。資材購入費も1~2万円程度と安価で押し入れの内部だけを変えるため、費用を抑えつつ収納スペースを有効に利用できます。
押入れをクローゼットに変更するリフォームは、工事費と材料費で10~35万円が目安。奥行きの深い空間を有効活用するためには、中板や天袋を撤去するのがおすすめです。

デッドスペースをクローゼットにリフォームする場合

空き室をウォークインクローゼットにするリフォームの場合、壁の取り壊しや移動が伴うため費用は30~50万円程度となるのが一般的。室内にある押し入れや造作家具が埋め込まれている場合は、それらの活用方法によってリフォーム費用にも差が出ます。

クローゼットを撤去する場合

クローゼットの撤去にかかる費用は、8~10万円程度が見込まれます。この費用には扉やレールの撤去、床や壁の補修工事が含まれていますが、クローゼットの構造が複雑だったり段差をフラットにしたりするなどの工事が必要な場合は、それに応じて追加費用が必要です。
加えて、クローゼットを撤去後、別用途で使えるようにするための費用も発生します。

クローゼットリフォームの注意点

収納する衣類や荷物のサイズを考慮する

クローゼットのサイズは、収納したいものに合わせると使い勝手がよくなります。ロングコートよりも低いサイズにすると裾が汚れてしまいますし、重いものを置くことを想定したフリースペースがないと収納に困ります。
また、使う人の背丈も視野に入れるのがポイント。子ども用ハンガーバーの設置のほか、逆に届かないような高さに大切なものを収納して子どもが誤って取り出さないようにする配慮も大切です。

奥行きは不必要に広くしない

クローゼットの奥行きが広すぎると奥がデッドスペースになってしまうことがあるため、用途に合わせた適切なサイズ設計が重要です。
デッドスペースができてしまうようなら、パイプや棚を工夫して使用頻度の低い物を収納してもよいでしょう。

湿気・結露対策をしっかり行う

クローゼット内の湿気や結露は衣類のダメージにつながりますが、断熱・換気システムの設置で対策が可能。断熱材を使用すれば外部との温度変化による結露を防げるほか、換気システムの設置で適度な空気の流れを確保してくれます。

ウォークインクローゼットは動線を意識して設置場所を決める

利用する人が使いやすい動線に設置することも意識しましょう。玄関や浴室の近くといった家族が出入りする空間に作ると遠慮なく使えますが、主寝室のようなプライベート感のある空間に作るとほかの家族が出入りしにくくなります。

タイミングを選ぶ

クローゼットは家族構成の変化によって必要なサイズや設置場所が変わることがあります。長期的に見て、収納するものや収納場所がすぐ変えられるよう、今の利便性だけでなく先々の利便性も加味して検討しましょう。

クローゼットリフォームに関するFAQ

クローゼットのリフォーム工事期間はどのくらいかかる?

クローゼットのリフォームは、工事の内容や使用する材料によって工期が異なります。早くて当日、長くても1週間程度で完了するケースがほとんどです。扉の交換やクローゼット内に棚を新設するなら1日で済むケースが多く、特殊なデザイン・機能をもつ扉だと数日かかる場合もあります。
押入れをクローゼットにしたり壁面クローゼットを新設したりする場合は、小規模なケースでも一週間程度かかります。壁面の構造変更や内装工事もプラスするとさらに工期がかかり、立会時間が増えるのが難点です。

クローゼットの奥行きは何センチがいいの?

クローゼットの奥行きに関しては、一般的に約60センチが目安です。厚手のコートやスーツなどをかけてもドアを閉められるため、衣類の収納には十分なサイズと言えます。
奥行きが60センチ確保できない場合、ドアの代わりにカーテンを使用するのも一つの方法です。カーテンなら狭いスペースでも衣類の出し入れがしやすくなり、見た目も開放感があります。

クローゼットリフォームの失敗例にはどんなものがある?

クローゼットリフォームの一般的な失敗例には、照明不足やサイズ見積りミス・収納の配置・設計ミス・通気性の欠如などがあります。
照明は手が塞がっている場合を考慮して、センサー付きを選ぶと便利。収納スペースのサイズは収納物の量やサイズに合わせて設計し、取り出しやすい配置も考慮しましょう。
クローゼット内の換気は、季節によってはドアを開けておくだけでは不十分な場合があります。これらの点を事前に検討し、計画的にリフォームを行うことで失敗のリスクが減らせます。

クローゼットの扉はどんなものが便利なの?

クローゼットの扉は、設置する位置や使用する人によっても変わってきます。
折れ戸は省スペースで便利に使えて、引き戸はスムーズに開閉可能。開き戸は大きな荷物の出し入れに適していて、扉なし(カーテンやロールスクリーンなど)は通気性がよいなど、それぞれにメリットがあります。

DIYでリフォームできるの?

クローゼットリフォームはDIYで可能ですが、壁の構造変更や大規模な内装工事が必要な場合は専門的な技術が求められるので、DIYはおすすめしません。
既存スペースに棚やハンガーパイプを追加するような簡単なリフォームなら、事前計画と必要な工具があればDIYでも実行可能。最初は工具の扱いに慣れている人と一緒に作業すると、失敗が少なくなります。

ミラタップ(旧サンワカンパニー)のクローゼット収納「ダンシャーリー」は、クローゼット内のスペースを上手に活用するために役立つアイテムです。
サイズバリエーションには、幅3尺(約812mm)から12尺(約3,550mm)まであり、それぞれにベーシックタイプ・シンプルタイプ・フル収納タイプを用意。また、ハンガーパイプやアルミハンドル付引出しなどのパーツもあります。

必要なパーツを選んでクローゼットリフォーム!「ダンシャーリー」をチェックしてみる