町工場が住宅に大変身
2024.06.13
今回ご紹介するのは、愛知県のDesign office Calm様が手掛けられた、町工場をリノベーションした住宅です。こちらの物件は、ミラタップ(旧サンワカンパニー)デザインアワード2023の入賞作品でもあり、ルームツアー動画もYouTubeにて公開しています。
ぜひ最後までご覧ください。
代々受け継がれる建物
―こちらの物件は、もともと町工場だったと伺いました。
山川:はい。こちらの建物は、お施主様のお父様が30年近く前に営んでいた会社の工場倉庫でした。外壁や屋根のリフォームが必要というお話から始まったのですが、最終的には、お施主様がご家族で住むためのお家にリフォームすることに決まり、打ち合わせを重ねました。
リノベーション前
リノベーション後
工場の無骨さを活かした、インダストリアルな内装
―元工場だったとは分からないほど、スタイリッシュで格好良い空間ですね。こだわったポイントについて教えていただけますか?
山川:はい。お客様とご相談して、全体の雰囲気はモノトーンでシックな印象を目指しました。工場ならではのしっかりとした躯体や柱を活かしながら、インダストリアルな雰囲気に仕上げています。
グレートーンで統一された内装
家族の趣味を楽しめるように
―2階はどのような造りになっているのでしょうか?
山川:2階部分に上がると、まずは主寝室があります。この空間は、主にご主人のテイストを詰め込み、ホテルの一室のような雰囲気をイメージしました。壁材や床材は、他のお部屋よりも一段低いトーンのものを選び、落ち着いた印象に仕上げています。
収納《ダンシャーリー》
寝室の奥には洗面室があり、この空間も極力生活感を抑えてホテルライクに仕上げました。
とはいえ収納スペースは大切なので、大容量のミラーボックスを採用し、タオルなどの小物を置いておけるニッチ収納も設けました。
シャワーブース《シャワーブース700》、洗面ボウル《エレガンススクエア》、洗面台《カスタムカウンター》
山川:2階をさらに進んでいくと、お子様の趣味であるダンスのためのスペースがあります。本格的な練習ができるように、一面に鏡を貼り、床材は防音・防震のものを選びました。
天井は体育館のような仕上げになっているのですが、この裏にしっかりと断熱材を入れて、お家全体の暖かさを保っています。
天井にも工場の面影が残る
―工場の魅力を残しながら、次の世代に繋げているのが素敵ですね。
山川:ありがとうございます。鉄骨の見せ方や光の入れ方、照明の使い方など、細かな部分までお施主様と打ち合わせを行い、時間を掛けて計画した物件です。私自身、このような大規模リノベーションをさせていただけたのは、とても貴重な機会でした。お施主様ご家族に、末永く楽しく過ごしていただけいただければ幸いです。
―素敵な空間にたくさんの商品をご採用いただき、また取材にご協力くださりありがとうございました!今後ともよろしくお願いいたします。
【取材の感想】
「これが工場だったの!?」と思うようなスタイリッシュな空間に驚きました。しかし細部をよく見てみると、工場の面影がしっかりと残されていて、もともとの建物の良さを活かしたいという山川様とお施主様の想いが感じられました。静止画では伝えられない魅力がたっぷりの物件ですので、ぜひ当社公式YouTubeからルームツアー動画もご覧ください。
「お客様訪問インタビュー」では、取材にご協力いただけるお客様を随時募集しています!
設計や施工を担当されるプロのお客様や、日々商品をお使いいただいているユーザー様等、皆様からのお声を紹介させていただきたいと考えています。
ご協力いただける方は、ページ左上のバナーから是非ご応募ください。
今回取材させていただいたお客様
-
Design office Calm愛知県
この記事に登場した商品
















