大人気のフライパンの体験施設にCLASCO(クラスコ)を導入
2024.01.24
本日ご紹介する物件は、「おもいのフライパン」で知られる鋳物メーカー、石川鋳造さんの新しい体験型施設「体感基地 おもいのフライパンBASE」です。11月10日にオープンした本施設に、当社のCLASCO(クラスコ)や住宅設備・建材を多数ご採用いただきました。
今回は、石川鋳造株式会社・代表取締役社長の石川様と、設計をご担当されたDesign office Calm・代表の山川様、そして当社で設計を担当した早川の3名にお話を伺いました。
「体感基地 おもいのフライパンBASE」の外観
―最初に、「体感基地 おもいのフライパンBASE」はどのような経緯でオープンされたのでしょうか?
石川:一番の理由は、当社のフライパンを体験してもらう場所を作りたかったからです。これまでも百貨店などに置かせていただいたことはありましたが、当社のフライパンの良さを上手く伝えられずにいました。当社のフライパンは熱伝導の良い鋳物製のため、一般的なフライパンよりどうしても重さがあります。この重さを扱い辛いと感じられることもあるのですが、実際にお肉を調理する時はお肉を裏返す動きがほとんどになるので、フライパン自体の重さはあまり感じないんです。ただ商品を並べて販売するのではなく、実際に使っていただいたほうが商品の良さや感動をご体感いただけると思い、この施設を建てることにしました。
石川鋳造株式会社 代表取締役・石川様
―おっしゃる通り、実際にフライパンを使って調理されている様子を見ると、自分で使用するイメージが湧いて、さらに欲しくなりました。本施設では、具体的にどのような体験ができるのでしょうか?
石川:本施設にお越しいただいた際には、フライパンを実際に使って調理ができるほか、隣接している工場をご見学いただくことも可能です。実際にフライパンを製造している様子を見ていただければ、なぜこの商品が1万円以上するのか、その理由を感じていただけるはずです。また、そもそも鋳物自体に馴染みが無いという方にも、興味を持っていただける機会になればと思います。
「体感基地 おもいのフライパンBASE」のオープニングセレモニーにて、フライパンの実演を行う様子
―今回、どのような背景で本施設に当社のCLASCO(クラスコ)をご導入いただいたのでしょうか?
石川:本施設については前々から検討を重ねていて、山川さんにアドバイスをいただいていました。その中で提案していただいた選択肢の一つがCLASCOでした。
山川:資材の高騰もあり当初の予算からオーバーしてしまっていたため、コストダウンの解決案としてCLASCOを提案させていただきました。私自身は以前からCLASCOという商品を知っていて、目的に応じて連結・積み上げができるので活用の幅が広いと感じていました。今回のプロジェクトのお話をいただいた際にCLASCOが合うのではと思い、提案させていただきました。
Design office Calm代表・山川様
石川:計画段階では、実際に京都にあるCLASCOの導入事例も見学させていただきました。とてもスタイリッシュな雰囲気で、思い描いていた空間ができそうだと感じましたね。
CLASCOを6ユニット導入
―内装にも当社商品を多くご採用いただいていると思いますが、どのようにご選定されたのでしょうか?
石川:最初に早川さんと山川さんに商品をご提案いただき、その後ショールームに伺って実物を見せていただきました。デザインや使い勝手などの面で色々とご相談しながら決めていきましたね。
施設の内観
早川:やはり商品の色味は実物をご覧いただくのが一番なので、何度か名古屋ショールームにお越しいただきました。メインとなるキッチンは、お手入れがしやすいステンレスキッチン《グラッド45》を提案させていただきました。
油汚れや調味料の汚れも拭き取りやすいので、長く清潔にお使いいただけると思います。
当社で設計を担当した早川
早川:床のタイルには、《ポーラーアルデ》をお選びいただきました。立地上、工場から鉄粉が飛んでくるので、汚れが目立ちにくいタイルを比較検討しており、程よく柄の入った本タイルに決まりました。
洗面には《モルタナミラー》、《エレガンススクエア》、《ウッドカスタムカウンター》
―全体の空間づくりにおいて、どのような点にこだわられたのでしょうか?
山川:一番大切にしたのは、やはり石川さんの思い描く空間を予算内で実現するということです。工夫した点で言うと、工場の敷地が非常に広いので、本施設がこじんまり見えないように試行錯誤しましたね。外構にデッキや芝を設けて、ボリューム感を持たせました。
施設の外観
―本施設は今後どのように活用されていくご予定でしょうか?
石川:今後は、個人・団体のお客様以外にも、ツアーや学生の体験学習の場としてもご活用いただきたいと考えています。鋳物は愛知県碧南市の大切な文化ですので、ここでの体験を通して”将来ここで働きたい!”という将来の担い手が一人でも多く生まれたら嬉しいですね。私たちの製品を販売するだけでなく、鋳物文化をさらに広めていけるような施設にしていきたいと思っています。
―石川様、山川様、本日はお忙しい中取材にご協力いただきありがとうございました!
※現在《CLASCO(クラスコ)》は廃版。
●石川鋳造様 おもいのフライパン公式サイト
https://omo-pan.com/
●Design office Calm HP
https://office-calm.design/
●写真:不破正史(SCPRO)
【取材の感想】
今回は、石川鋳造様の工場も見学させていただき、これまで知らなかった鋳物の魅力をたっぷりと学ぶことができました。また、弊社のクラスコの柔軟性をご評価いただき、たくさんの商品と共にご採用いただいたことも非常に光栄でした!
お近くにお住まいの方、おもいのフライパンを実際に使ってみたいという方、ぜひ訪れてみてください。
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今回取材させていただいたお客様
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