社員寮として長崎県新上五島町にCLASCO(クラスコ)初導入
2023.06.14

photo:Yousuke Harigane
今回ご紹介する物件は、長崎港から高速船で2時間弱の距離に位置する新上五島町に、社員寮としてCLASCO(クラスコ)を導入いただいた「ROBUST VILLA」です。
採石の製造・販売をされている加藤産業株式会社 代表取締役の加藤様、施工を担当した当社グループ会社の株式会社ベストブライトより代表取締役の濱田、当社設計課の早川の3名にお話を伺いました。



新上五島町のランドマークとなる物件
―どのような経緯で、当社やCLASCOを知っていただいたのでしょうか。
加藤:5年ほど前に自宅を建てた際、内装の一部としてミラタップ(旧サンワカンパニー)さんの洗面台《プレーンVアップライト》やタイル、室内ドア《ノッポ》を採用しました。その時に福岡・博多のショールームへ何度もお邪魔させていただきました。デザイン性や機能面も含めて、ミラタップ(旧サンワカンパニー)さんのテイストがすごく好きで、今回社員寮を作るとなった時にCLASCOというものがあると初めて知り、候補に挙がったという形ですね。

今回の物件にも《プレーンVアップライト》を採用

一部の部屋にはシステムバス《ノウム》を設置
―以前から当社をご存じだったのですね。CLASCOはホームページで知りましたか。
加藤:そうですね。ミラタップ(旧サンワカンパニー)さんと言えば、タイルや内装材といったイメージを持っていたので、この様な商品も取り扱っているのかと驚きましたね(笑)そこから問い合わせをさせていただきました。
早川:CLASCOの問い合わせをいただいたのが、ちょうど1年前ですね。
―他社と比較などはされましたか。
加藤:いわゆるコンテナハウスの取り扱いをしている会社をいくつか比較してみて、自分達なりに勉強しました。資材高騰の問題や職人の高齢化による人手不足から、当初より木造は考えておらず、工場生産で工期を短縮し、なるべく早く納品してもらえるのが前提でした。デザイン性や機能性、価格を考慮した上で、私はミラタップ(旧サンワカンパニー)さんの商品を実際使用しておりますので、その信頼からミラタップ(旧サンワカンパニー)さんのCLASCOに決めさせていただきました。
―ありがとうございます。実際に設置してみていかがですか。
加藤:五島列島にはない斬新なデザインがとてもいいですね。
早川:島の中では話題になっているみたいです。今回レンタカーを借りる際、担当の方から、あの建物は何でしょうという話をされました(笑)
加藤:島の中で多分話題になるだろうなというのを見越しており、社員寮として運用することで会社の宣伝にもなると思っていたので、想定通りです。
濱田:今回の場所も幹線通り沿いですし、目立ちますね。
加藤:そうですね。スーパーもそこまで遠くないですし、ドラッグストアや港までも比較的近いので、新上五島町の中ではとてもアクセスのいい場所だと思います。
―場所についてはこだわりがあったのですか。
加藤:今回社員寮の設置については事前に新上五島町の町長に相談しました。その中で、町長からこの場所を提案してもらいました。目の前が海なのですが、入り江になっているため、波の影響もそこまで無いだろうということでここに決めました。

各棟にはベランダを設置

ベランダの先には海が広がる
―事前にCLASCOのモデルハウスはご見学されましたか。
加藤:モデルハウスは見ていませんが、実際の物件を拝見しました。
早川:打ち合わせ場所から近かったので、福岡にある西中洲の物件をご覧いただきました。

「MK TOWNS西中洲」(CLASCO使用物件) photo:Yousuke Harigane
―今回の社員寮にはどのようなことを期待していますか。
加藤:弊社としては優秀な人材を確保したいという想いがあり、CLASCOのデザインや話題性が採用面にプラスになることを期待しています。ただ、いきなり全部の部屋が埋まる訳では無いため、将来的に一部の部屋を宿泊施設として提供する予定です。ネット環境もしっかりと整えていますので、ワーケーションとして活用してもらえます。また、周辺には土地も多くあるので、様々な展開が出来る伸びしろのある場所だと思っています。
早川:宿泊施設としての運用については事前に相談していただいていましたので、それを見越した上で、進めています。
加藤:新上五島町では高齢化のため、島外から工事作業員の方たちに来てもらっているので、最終的にはそういう方たちにも利用していただきたいと思います。ベッドや家電などビジネスホテルクラスの設備は全ての部屋に完備しています。
濱田:社員寮、宿泊施設、その後はどうしていきたい等ありますか。
加藤:次の計画は特に決まってはいませんが、ミラタップ(旧サンワカンパニー)さんのPR能力や知名度等をお借りして、将来的には規模を広げていきたいとは考えています。今回の「ROBUST VILLA」も前評判としては良いため、今後の展開に期待しています。
濱田:CLASCOはコンテナハウスに比べると、構造的にも一般の住宅以上の耐久性などの基準を採用しております。今後展開される際にも是非ご相談ください。
―ベストブライトとの連携について、施工面での苦労等はありましたか。
濱田:私はもちろん分かりますが、現場ではミラタップ(旧サンワカンパニー)商品を全て使ったことがある訳では無いため、分からないことなどがあった場合にこまめに連絡を取りながら進めてもらいました。また、施工管理アプリのアンドパッドをグループで利用しているため、アプリ上で情報のやり取りができ、効率はとても良かったです。早川さん、ちなみに今回の物件のデザインポイントはどういうところですか。
早川:壁付けで設置することが多いコンパクトキッチン《プレーンKプティ》に造作壁を設置することで、ペニンシュラ型の対面キッチンにしており、開放的なキッチン空間にしています。
また、外構にも力を入れており、加藤産業様が採石業をされているので、そのノウハウを活かして石を多く活用した外構デザインにしました。船で機材を運んだ後、降ろす作業については加藤産業様のクレーンを利用させてもらい、大変協力していただきました。
加藤:クレーン作業ができる社員もおりますので、自社でやることでコストダウンができるというメリットはありました。弊社の会社の商品である『石』を活かした外構デザインにしていただけたのも嬉しかったですね。

外構には石を活用し、新商品《ミニガビオン》(特注仕様)を採用
―加藤産業様、ベストブライト、ミラタップ(旧サンワカンパニー)の3社の連携により実現した物件なのですね。お忙しい中、対談取材をさせていただきありがとうございます。

対談風景
※現在《CLASCO(クラスコ)》は廃版。
【取材の感想】今回は新上五島町でのCLASCO導入について取材をさせていただきました。温暖な気候と目の前が海という最高のロケーションで、今後、宿泊施設としての活用される際には私も泊まってみたいと感じる物件でした。取材にご協力いただいた加藤様、ありがとうございました!
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今回取材させていただいたお客様
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加藤産業株式会社長崎県
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