吹き抜けが印象的なモノトーンを基調とした家
2021.3.17
今回ご紹介するのは東京都内の新築住宅です。施主のNさんには、コロナ禍の状況を受けてオンラインにてお話を伺いました。
注文住宅で一戸建てならではの楽しいアレンジ
―まず、新しくお家を建てられた経緯を教えていただけますか。
N:もともとマンションに住んでいたのですが、より自由度が高く、自分たちに合った家を作りたいという思いから、一軒家を建てることにしました。特に大きな吹き抜けに憧れていて、これを前提に建築計画を立てました。リビングの天井に8畳分の吹き抜けを設けたので、とても開放感があります。
吹き抜けでとても開放感のあるリビング
―空間作りでこだわったポイントなどはありますか。
N:シンプルモダンを意識して、多くの色を使わないようにしました。
床や家具はダークな色味のウォルナット、壁は白と黒、キッチンはグレー系というモノトーン調に統一し、使う色味を限定することで、空間全体をシックな印象に仕上げました。
一方でトイレや洗面などの水回り空間には、ブルー系のクロスやタイルを使い、アクセントを効かせました。こうした遊び心を入れられることも、規格住宅ではなく、設計事務所にお願いして家を作る楽しみの一つだと思います。
タイルをふんだんに使いインパクトと高級感を演出
―どちらで当社のことを知られたのでしょうか。
N:設計を依頼したフリーダムアーキテクツデザインさんのデフォルトの仕様書に、ミラタップ(旧サンワカンパニー)さんの商品が入っていたので、そこで知りました。妻は以前からInstagramをフォローしていて知っていたようです。
そして実際に商品を確認し、その他の商品を選ぶために、東京ショールームを2度ほど訪れました。
―タイルを選んだポイントを教えてください。
N:外観はコンクリート打ちっぱなしのような無機質な感じにしようと思っていました。それに近いタイルを担当の方に相談したところ、≪イントレチャート≫を勧められたので、外壁の全面に≪イントレチャート≫のスモークを採用しました。
また、外構の床タイルに≪ベランダ≫のガンメタルを、玄関タイルには≪スフマート≫のホワイトを使用しました。
玄関は入り口の部分から、シューズインクロークの部分まで全て同じタイルにすることで、空間をシンプルに、そして広く見せています。
タイルは空間の雰囲気に大きく影響を与えると感じましたね。
玄関。タイル≪スフマート≫を全体に採用し統一感のあるイメージに。
≪ピッタラ≫のコーラルカラー(廃盤色)を採用しピンク色で統一したトイレ
住みながらアレンジしてより快適なお家に
―普段はやはり、リビングダイニングで過ごされることが多いのですか?
N:そうですね。今は仕事の8~9割が在宅勤務なので、キッチン横に仕事用のカウンターを設置して、そこで仕事をしています。ここを中心に、洗面やトイレ、お風呂といった生活導線を作っています。
1階に寝室、2階に個室がありますが、あまり行くことはなくほとんどの時間をリビングで過ごしています。
キッチン横にカウンターを設置し仕事スペースとして活用
―最後に、ミラタップ(旧サンワカンパニー)にこんな商品があったらいいのにという要望はありますか。
N:在来工法のようなタイルとバスタブを組み合わせたオシャレなバス空間が、お手軽かつ低コストで実現できる商品があったらいいなと思います。今回は予算などの都合でユニットバスにしましたが、やはり在来工法のお風呂に憧れます。ホテルのような空間でかっこいいですよね。
また収納ですが、今回ウォークインクローゼットにポールを設置して自分たちの衣装ケースを入れるだけで終わってしまったので、クローゼットやパントリーに、もっと機能性やオシャレさを兼ね備えたものが手の届く価格帯でほしいですね。
ミラタップ(旧サンワカンパニー)さんの良いところは価格が明瞭なので選びやすいところです。他社だと工務店価格になり、施主としては金額が分かりにくいので金額が出ているのは嬉しかったです。
個人でも買えるので、これから寝室に ≪ピッタナ≫や≪ピッタラ≫を使って造作の棚を自分たちで設置しようと思っています。
【取材の感想】
今回、設計事務所や工務店ではない、施主様の直接の声を聞かせていただく貴重な機会となりました。マンションから一軒家に住み替えをされたということで、吹き抜けを中心に考え、色味にも統一感を持たせるなど、自分たちでこだわりを持って家づくりをされたということがすごく伝わってきました。今後、造作棚の設置を検討されているということですので、今回オンラインという形で取材をさせていただきましたが、完成されたらぜひ実際に見せていただきたいです。
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