築53年の住宅をカフェのような空間へ
2024.7.4
本日ご紹介する物件は、京都市にあるlinea株式会社様が手掛けられた、リノベーション住宅です。築53年という歴史ある戸建て住宅をカフェのような空間に改装されたということで、その工夫やこだわりを伺いました。
物件の外観
歴史を感じるエリアに溶け込む
―こちらはどのような物件なのでしょうか?
吉野様:本物件は、京都市右京区の花園にある一戸建ての住宅です。単身者~3人家族をイメージしており、1階に水回り、2階に居住空間を配置しました。右京区は神社やお寺の多い歴史あるエリアとして知られていて、自然豊かであることも特長です。さらに本物件が位置する円町駅周辺は、カフェやカレー屋さんも多く、生き生きとした街の雰囲気があります。
そんな周囲と調和するように、内装には温かみのある素材を多く取り入れ、温もりのある空間を目指しました。
自然素材で心地良い空間に
―周囲の環境との調和を生むために、こだわったポイントはございますか?
吉野様:はい。まずは木材や石材といった自然素材を積極的に活用しました。フローリングにスギの無垢材、脱衣所の床には磁器質タイルを使用しています。シート材や塩ビタイルとは一味違う、本物の素材の温かみや経年変化を感じていただけるはずです。
自然素材を取り入れた内装
また、キッチンの上の飾り棚は無垢材の一枚棚を使用し、真鍮のブラケットを組み合わせました。なかなか気付かないような部分ではあるのですが、こういった細部こそ全体の雰囲気を左右すると考えています。こだわる場所にはしっかりこだわり、コストを抑える部分は抑える、というバランスを大切にしています。
こだわりの飾り棚
《ピッタラ》を取り入れた玄関
床から浮かせて設置
細いエッジが特長のシンプルなデザイン
吉野様:キッチンには、《プレーンKミディアム》を採用しました。設備関係はとにかくシンプルにしたかったのと、ミニマルなデザインの中にも上品さがある点が決め手となりました。洗面台も、同シリーズの《プレーンV》で統一させました。気づけば今回の物件は、ミラタップ(旧サンワカンパニー)さんの商品ばかりになっていましたね(笑)。
キッチン:《プレーンKミディアム》ホワイト
大きな鍋も入る大容量の引き出し
洗面台:《プレーンV》ホワイト
―吉野さんの手掛ける物件は、いつも自然素材が多く使われていて、温かみがありますね!
吉野様:ありがとうございます。木や石といった素材だけでなく、植物も多く配置して、ほっと一息つけるような居心地の良い空間づくりを目指しています。今回も、植物を配置できる飾り棚やライティングレール、窓枠を設けて工夫しました。自然光も最大限に取り入れて、自然のリズムの中で心地良くくらせるよう、設計しました。
2階の居住スペース
子どものプレイルームを想定した洋室
―当社の製品はシックな印象の空間に合わせていただくことも多いのですが、このような柔らかな印象の空間にも溶け込んでいて、とても新鮮でした。
こだわりの詰まった空間に、たくさんの商品をご採用いただき、ありがとうございました。
●linea株式会社様HP
https://www.linea.casa/
【取材の感想】
歴史と自然溢れるエリアに溶け込むような、温かみのある素敵な空間でした。玄関やリビング、洗面空間にはそっと植物が置かれていて、この空間で心をほぐして、ゆったりくらしてほしいという吉野様の想いを感じました。linea株式会社様のHPには、他にも素敵な施工事例が掲載されていますので、ぜひご覧ください!ご協力いただいた吉野様、ありがとうございました。
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