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ミラタップ(旧サンワカンパニー)でリフォーム・リノベーション

【壁リフォームの教科書】壁材・費用・DIY・施工例まとめ

お部屋のイメージを一新!壁リフォームの施工イメージ集

まずは壁リフォームの施行イメージをご紹介します。ご自身のリフォームの参考にされてください。

※紹介している施工例はあくまでもイメージです。リフォームの内容や住宅の状態によって完成後の雰囲気が異なる点をご留意ください。

壁リフォームの施工事例イメージ1

壁リフォームの施工事例イメージ1

清潔感あふれる明るい空間。決して派手ではありませんが、石目のタイルがほかの壁面との親和性を高め、個性的な壁を採用しつつも、全体的に落ち着いた雰囲気でまとまっています。

使用している建材

タイル《バルゲ》

壁リフォームの施工事例イメージ2

壁リフォームの施工事例イメージ2

白を基調としたシンプルな壁と磁器質のタイルが組み合わさり、上質でおしゃれな空間を演出。フローリングの木目との親和性も高いデザインとなっています。

使用している建材

タイル《ブリックストーン》

壁リフォームの施工事例イメージ3

壁リフォームの施工事例イメージ3

グレー色の石材タイルが木目調のフローリングと相性の良いカラーリング。雰囲気のあるライトが落ち着いた空間を作り出しています。

使用している建材

タイル《ブリックストーン》

壁リフォームの施工事例イメージ4

壁リフォームの施工事例イメージ4

レンガ調の壁面を家の中に採用することで、珍しさ・個性あふれるスペース。フローリングやインテリアと合わせてレトロな雰囲気も醸し出しています。

使用している建材

タイル《ヘキサゴン》

壁リフォームの施工事例イメージ5

壁リフォームの施工事例イメージ5

艶のあるスタイリッシュなタイルは、汚れを落としやすいメンテナンス性を持ち、清潔感を演出。オシャレさと機能性を両立させたキッチンを実現しています。

使用している建材

タイル《スラッシュ》

壁リフォームの施工事例イメージ6

壁リフォームの施工事例イメージ6

白を基調にしたタイルや壁材と、柔らかな印象を与える木材がアクセントになっているキッチンの施工例です。

使用している建材

タイル《マジスカホワイト》

壁リフォームの施工事例イメージ7

木目の美しく明るい色合いが印象的な木のぬくもりを感じる空間です。
シンプルで洗練された家具を選び、全体の調和を保ちながらスタイリッシュな印象に。和のスタイルとも相性がよく、穏やかな雰囲気が広がります。

使用している建材

内装用木製パネル《あづみの松

壁リフォームの施工事例イメージ8

デザインウォールが印象的な空間です。
木が作り出す不思議な質感と深みのある色合いが融合した、大きな存在感が印象的。濃い色調と合わせることでラグジュアリーな憩いのシーンを演出した、洗練された雰囲気の中に落ち着きが感じられるデザインです。

使用している建材

内装用木製パネル《デザインウォール

壁リフォームの施工事例イメージ9

チーク古材のダイナミックな質感とラスティックな魅力が特徴の壁面です。
古材の凹凸を生かしたオーナメントは落ち着いたエキゾチックミックスな雰囲気を演出。住まいや店舗のアクセントウォールとしてインテリアの味わいを深めます。

使用している建材

内装用木製パネル《バンピーウッド

壁リフォームの施工事例イメージ10

ランダムに配置されたキュービックな木目が印象的な壁面デザインです。
壁面の箇所によって異なる色合いと陰影が、空間に独特の深みを加えます。
美術館や博物館、エントランスなど、個性的な空間の演出におすすめの壁材です。

使用している建材

内装用木製パネル《モザイクウッド キュービック

壁リフォームの施工事例イメージ11

調湿性・消臭性・断熱性に優れた機能を持つ珪藻土を使用。ホルムアルデヒドやVOCを使用しておらず人体に優しい素材となっています。
淡い色や薄い色調で視覚的に疲れにくい空間を実現。あえて凹凸をつけることで自然な雰囲気を出しつつ、幻想的な空間が広がるデザインです。

使用している建材

内装用壁材《珪藻土

壁リフォームの施工事例イメージ12

天然石が持つ重厚感と、石材そのままの色柄が特徴の壁面素材です。
簡単施工が可能で、曲面にも対応できる天然石シートを使用。シックで落ち着いた雰囲気が空間全体に広がり、大人びた高級感を感じさせることが特徴です。
来訪者を穏やかに出迎える「ワンランク上の壁面」となるでしょう。

使用している建材

内装用壁材《シートストーン

壁リフォームの施工事例イメージ13

熱や水分・汚れに強く、幅広い用途で使用できる機能壁材。油汚れも簡単に拭き取れるため、キッチンで使用してもメンテナンスが簡単です。
白や木材、ステンレス製の家具とも相性がよく、現代的でスタイリッシュなアメリカ風のインテリアを引き立てます。

使用している建材

内装用壁材《グラビオ

壁リフォームが分かる!基本マニュアル

壁リフォームの種類と費用目安

壁の補修・修理をするリフォーム

壁の修理は、機能性やデザインへの不満ではなく、破損箇所の修復を求める方に適している方法です。ただし、壁紙を変更する際も下地処理を含む修理が必要です。

修理費用は2.5~5万円程度と比較的安価ですが、破損が下地に達している場合には石膏ボードを交換する必要があるため、その分の費用が増える可能性があります。

内装リフォーム

内装リフォームは室内空間の美観や機能性を向上させる工事のひとつ。壁紙の貼り替えや床の張り替え・天井の塗装などが含まれ、費用は一般的に20~50万円程度となっています。
好みに合わせて和風や洋風などのデザインを採用すれば、こだわりのある雰囲気に一新できるでしょう。
また、防臭や吸湿などの機能性がある素材を使用すれば、快適性をアップすることも可能です。

設備リフォーム

設備リフォームはキッチンやバスルームの改装・給湯器の交換など、設備を改修したり機能をアップしたりするリフォームです。
設備を撤去した後の壁に跡が残るケースが多いため、壁の同時リフォームが一般的。設備リフォームは電気配線や給排水管、ガス配管の整備などが含まれるため、プロの業者による専門的な作業が求められます。
特に、老朽化した箇所の修繕や大規模な設備の設置には数百万円以上かかる可能性があるため、予算計画をしっかり立てましょう。

外装リフォーム

外装リフォームは外壁の塗装や張り替え以外に、建物外観(デザイン)の変更・改修・修繕も含まれる工事です。
費用相場は塗装リフォームが100~140万円、張り替えの場合には150万円以上となっており、足場の設置費用や撤去費用も含まれるため、規模に応じて総額も増加します。
外装リフォームでは、外壁や屋根の修繕・塗装を行うことで、美観だけでなく耐久性や防水性の向上も期待できるでしょう。建物の寿命を延ばし外観を美しく保つために、外装リフォームは重要なメンテナンスといえます。

間取り変更リフォーム

間取り変更リフォームは、既存の部屋の配置を変更してより使いやすい空間にするリフォームです。
壁の撤去や新設によって、部屋の広さや使い方を大きく変えられます。
例えば、広い部屋を分割して2つに分ける場合の方法と費用相場は以下の通りです。

  • カーテンやロールスクリーン (1〜3万円程度)
  • 引き戸 (20万円~)
  • 間仕切り家具・収納 (30万円~)
  • 固定壁の新設 (50万円以上) 等

間取り変更リフォームによって、家族構成に変化が生じた場合でも適切な部屋数になるように調整できます。部屋が余ったり足りなくなったりする問題が改善されるため、ストレスを感じることなく生活できるでしょう。
また、日当たりや風通しの改善にも役立ちます。間取り変更リフォームによって壁を取り払えば、自然光や風の入ってこなかった部屋でも、自然を感じて快適に過ごせる魅力的なリフォーム工事です。

増築リフォーム

増築リフォームとは、既存の建物に新たな部屋や空間を追加する工事のこと。通常100万円以上の費用がかかり、大規模な工事になるので建物自体に大きな変化をもたらします。
例えば、「平屋を2階建てにする」「同じ敷地内に離れを建てる」「サンルームを追加する」などが施工例の一部です。防音性の高い壁リフォームは、増築に伴い内部のプライバシーを確保するためにも有効に働くでしょう。
増築リフォームは建て替えに比べて工数や費用が少なく、家に住みながらリフォームを進められます。また、家族構成やニーズの変化に柔軟に対応できるため、長く家に住んでいる世帯や小さな子どもと暮らしている世帯に人気のリフォーム方法です。

用途変更リフォーム

用途変更リフォームとは、建物や部屋の使用目的を変更する工事です。
和室を洋室に変更したりリビングの一部を書斎にしたりするなど、空間の機能を最大限に生かしつつも用途を変化させます。生活スタイルやニーズに応じて、新しい環境を作り出すことが可能です。
費用は間取り変更リフォームと同程度で、規模によって1万~50万円程度。さらに大きな工事になると費用が100万円以上になるケースもあります。
用途変更リフォームはあまり主流の方法ではありませんが、中古の物件を購入して部屋の用途を変えたい方や、使用頻度の高い部屋の機能性を高めたい方などに有効な方法です。

壁材を新しくするリフォーム

既存の壁紙の色・素材・デザインなど、部屋の雰囲気を一新したい場合に適しているのが壁材の刷新です。デザインだけでなく防臭性や吸放湿性に優れた壁材を用いることで、お部屋の悩みも解消してくれます。

壁材の交換にかかる料金相場は、壁紙張替えが5~10万円、壁の塗装が同じく5~10万円、塗り壁は10~15万円と、材料により異なります。

壁紙の張り替えは費用対効果が高いため一般的によく行われる方法ですが、美しく仕上げるには技術が必要です。

壁の撤去・設置をするリフォーム

部屋の壁を設置したり撤去したりすることで、間取りを変更できます。部屋の数を増やしたり減らしたり動線を確保したりと、ライフスタイルの変化に合わせて空間づくりが可能です。

壁を設置する費用は8~15万円程度で、電気や天井・床の調整が必要な場合は追加費用が必要。壁の撤去は5~10万円が相場ですが、撤去と引き戸の設置を合わせると20~30万円程度が相場です。

壁面収納にするリフォーム

狭い部屋のデッドスペース(設計・間取りの影響で発生する利用しにくい空間)を有効活用し、収納力を高めるのが壁面収納。収納家具を増やすよりも部屋の雰囲気との統一感を出しやすく、隙間も生まれないため掃除の手間を省けます。

費用はオーダー式で20~100万円、システム式で20~80万円程度。既存の壁に取り付ける場合は15~30万円程度と、設置する収納のタイプやサイズによって変動します。

リフォームで押さえておきたいポイント

機能性と用途の考慮

リフォームを行うときは、機能性と用途のバランスを考慮しましょう。どちらかのみを重視した設計では、リフォームしても生活の質を下げてしまう可能性がでてきます。
例えば、空調効率や日当たりとプライバシーの問題は密接に関係するもの。自然光や風通しをよくするために、窓を増やしたり壁を減らしたりすることでプライバシーが損なわれ、かえって快適性が失われる可能性があるのです。
リフォームをする前には機能性と用途を考慮して、快適性と生活の質のバランスが崩れないように注意しましょう。

設置方法と構造

設備の設置方法や建物の構造は、リフォームにおいて重要な要素です。リフォームによって、住む人の暮らし方や家の耐久性に大きな影響が出ます。
段差のない床や手すりの設置などのバリアフリー設計は、高齢化社会を見据えた安全で快適な住まいに欠かせない方法のひとつです。将来、家のどこが不便になるかを想像し、必要になる設備を考える必要があります。
また、地震の多い日本では耐震性も重視すべきでしょう。老朽化が進んだ家をリフォームすることで、低下した耐震性の回復が可能です。
リフォームは設備の刷新だけでなく、家の構造強化も図れるメリットがあります。

コストと将来性

家のリフォームでは、コストや家の将来性を考慮することも大切です。
ライフスタイルの変化により増築や改築・設備の撤去が必要になる可能性を考慮した設計が有効。「古くなった倉庫を撤去したい」「子どもが自立したので部屋を少なくしたい」といった急なリフォームが求められるケースにも対応できる柔軟性と資金計画を立てておくとよいでしょう。

リフォーム前に知っておきたい、壁材の種類・特徴

壁紙(クロス)

取り扱い易さと施工の手間が少ない壁材が壁紙。手間がかからず比較的コストを抑えて施工できるため、多くの壁リフォームで使用されています。安さだけでなく、豊富なデザイン・色・テクスチャーが用意されているため、選択肢が豊富。住居空間や価値観など、理想に応じて様々な形で活用できる素材です。

  • ビニールクロス
    ビニールクロスは塩化ビニール樹脂を表面に使用し、紙などを裏打ちして作られた壁紙です。安価で耐久性が高く、多くの日本住宅で使用されています。
    表面が塩化ビニール樹脂でコーティングされているため耐水性に優れており、汚れや湿気に強いことが強み。カラーやデザインが豊富なので、住宅の壁面仕上げとして人気があります。
    また、耐久性が高いため保管も簡単で劣化しにくいのもポイント。折りたたむと跡がついてしまうので、巻いた状態で保管するようにしましょう。
  • 織物クロス(布クロス)
    織物クロス(布クロス)は、木綿や麻・シルク・不織布などの素材を使用した壁紙です。通気性がよく湿気を吸収・放出する機能があり、部屋の湿度を適切に保ちます。
    自然素材や不織布を使用しているため一般的に破れにくく頑丈で、水に濡れても伸びにくいのも特徴です。
    豊富なカラーバリエーションや心地のよい手触り、高級感を活かすためにホテルや美術館などの施設でよく使用されています。
    織物クロスは、湿気や直射日光を避けて保管することがポイント。また、ビニールクロスと同様に、折り目が付かないように巻いた状態で保管しましょう。
  • オレフィンクロス
    オレフィンクロスは、ポリエチレンやポリプロピレンといった合成樹脂を主成分とする壁紙です。ビニールクロスに似た特性を持っており、塩化ビニールの使用を軽減するために建物への使用が増えています。
    デザインは自然な木目や石目調など多彩であり、インテリアのスタイルに合わせて選択が可能。汚れが付きにくい性質を持つため、メンテナンスが簡単なことも魅力的です。
    また、オレフィンクロスは焼却時に有毒ガスがほとんど発生しないため、環境に優しい素材として注目されています。同時に、万が一燃えてしまっても人体に悪影響がないため、小さいお子様や高齢者がいるご家庭でも使用しやすいでしょう。
  • 機能性クロス
    機能性クロスは、特定の機能を持つ特殊な壁紙のこと。さまざまな機能を持つタイプがあるため、日常生活のニーズや特定の条件に合わせて選べて便利な製品です。
    「消臭・抗菌」「撥水・防カビ」「蓄光」「マグネット対応」「マイナスイオン効果」といった昨日をもつ製品が市場に出回っています。
    例えば、水廻りに適したクロスは撥水性により汚れや水分の侵入を防ぎ、カビの発生を抑えます。トイレや洗面所などの湿気の多い場所におすすめです。
    また、消臭機能で食べ物やペットの臭いを吸着・消臭します。抗ウイルス性成分や抗アレルゲン成分が塗布されているものもあり、トイレや玄関の壁面に適しているタイプです。

塗り壁

塗り壁には漆喰・珪藻土・土壁などの種類があり、自然素材ならではの質感と落ち着いた風合いを演出。自然から採取された素材は室内環境を健康的に保ちつつ、温もりのある美しい仕上がりを演出してくれます。

ミラタップ(旧サンワカンパニー)では、凹凸スポンジ・コテ・マスチックローラーなど、さまざまな道具で仕上げられる《珪藻土》をご提供しています。自分好みに仕立てやすいよう、カラーバリエーションも9種類用意しています。

塗り壁とは、土や砂・漆喰などの自然素材を使って壁を手作業で塗る仕上げ方法です。自然素材を使用するため、人や環境に優しいというメリットがあります。湿気の吸収や放出によって室内を快適な湿度に保ち、カビやダニの発生を抑えられるのも特徴です。
塗り壁を選ぶ際は、JIS規格に基づく調湿性能の数値を確認する方法があります。壁材がどれだけ湿度を調整できるかを評価することで、カビや結露の発生を防ぎ、健康に悪影響のない住環境を長期的に維持できるでしょう。
また、塗り壁の独特な質感やデザインは個性的なインテリアを演出します。和室だけでなく洋室にもよく調和し、自然で温かみのある雰囲気を作り出すことが可能です。客間やリビングなど、リラックスしたい空間にリフォームしたい人におすすめの方法といえます。

  • 土壁
    土壁は土に砂や藁を混ぜた自然素材で作られる伝統的な壁材です。和風建築に適しているため、日本の古くからの建築に使用されてきました。土の種類によって色合いや質感が変わり、独自の風合いが楽しめるのが特徴です。
    耐久性や耐火性に優れており、火事の多かった江戸時代に多く使用されていました。味わいのある雰囲気を演出でき、現代の建築でも人気があります。
    ひび割れが起こりやすい性質なので、定期的なメンテナンスが必要です。乾燥した場所で湿気や直射日光を避けて保管しましょう。
  • 砂壁
    砂壁は砂を練って作る塗り壁です。滑らかで上品な仕上がりが特徴で、光を受けると粒状の質感が美しく輝きます。シンプルながらも上品なため、日本の建築では主に和室の壁面に使用されてきました。
    調湿性と防火性に優れていることも特徴のひとつ。夏は涼しく、冬は暖かさを保つことで部屋の快適さが維持できます。防火性も高いため、安全性の確保にもつながる壁材です。
    砂壁は時間が経つと砂が剥がれやすいため、定期的に表面の状態をチェックして崩れた部分やひび割れを補修すれば、長期的に美しさと機能性を保てます。湿気や直射日光を避けて風通しのよい場所で保管し、常に乾燥状態を保つようにしましょう。
  • 漆喰
    漆喰とは消石灰に砂や糊を加えて作られる壁材で、日本ではお城や蔵などで使用されてきた伝統的な手法です。
    耐火性や耐久性・調湿性に優れており、建物を快適に保ちます。特に耐火性が高く、万が一燃えたとしてもすぐに崩れたり有害物質が発生したりしないため、人々の安全を守ることが可能です。
    また、漆喰はコテ波やハケ引きなどのさまざまな模様や質感が施せます。手触りのよい質感で、色合いは白色やクリーム色が主流。明るい雰囲気の室内にしたい方におすすめの壁材です。
    職人の手作りの味わいや温もりを施したい方は、壁材に漆喰を使用するとよいでしょう。
  • 珪藻土
    珪藻土は高い吸湿性と消臭性能を持っているため、湿気の多い地域や場所に適している壁材です。
    珪藻土はナチュラルな質感と淡い色合いが魅力。塗り方によってさまざまなテクスチャーや模様が作れるため、個性的で他にはないデザインを作り出すことが可能です。和室や洋室のどちらにも合い、心を落ち着ける空間を演出します。
    耐久性が高く、長持ちすることも特徴のひとつです。湿気や汚れが付いたままにすると耐久性が落ちる可能性があるため、定期的に汚れをふき取り、湿度の低い場所に保管するようにしましょう。

木材・古材

木材・古材はリラックス効果や上質な雰囲気を演出するだけではなく、空間を広く見せる効果が期待できる壁材です。寝室やリビングなどの居住空間で用いられることが多く、温かみのある快適な環境を作り出します。また、インテリアとの相性がよく、さまざまな素材・カラーリングのインテリアと親和性があり、部屋のデザインを楽しめる素材です。

ミラタップ(旧サンワカンパニー)が取り扱っている《バンピーウッドオーナメント》は、木材に立体感を与えることでおしゃれ感を演出。デザイン性だけでなく耐久性にも優れています。

タイル

タイルは水や汚れに強いため、キッチン・トイレ・浴室などの水まわりにおすすめです。耐久度の高さに加え、見た目の高級感や豊富なカラーバリエーションによって空間を美しく彩ります。

ミラタップ(旧サンワカンパニー)が取り扱っている《ビセル》は、フランスの地下鉄で使われていたサブウェイタイルをモチーフとした個性的なタイルです。5色のカラーバリエーションが用意されているため、住居に合わせて選べます。

石材

不規則な凹凸があるため照明の当たり方によって陰影が浮かび上がり、見る角度や光の加減で多彩な表情を見せる魅力を持つ石材。エントランスやテレビの背面のアクセントとして使用されることが多く、空間に深みと個性を加えます。

ミラタップ(旧サンワカンパニー)が取り扱っている《バンピーウォール ホワイト》は、重厚感がありつつも天然石ならではの自然な風合いを感じられる素材です。天然石を使用しているため色や模様にバラつきがあり、世界にひとつだけの壁を作り上げることができます。

パネル材

パネル材とは板状に成型された壁材を指し、施工がしやすく壁に機能性を付加できる点が特徴です。デザイン性に優れた多様なパネル材があり、見た目の美しさはもちろん、防音性や断熱性も欲しい人に向いています。

ミラタップ(旧サンワカンパニー)では、防火性に優れた《デザインウォール不燃パネル 菱 オリーブ》を販売中。機能性だけでなく、ひし形の模様がシックな雰囲気を演出してくれます。

DIYで壁をリフォームする手順

壁リフォームにはいくつか種類があるため、ここでは壁紙を張り替える手順について説明します。

手順0.道具を準備する

  • カッター
  • ハサミ
  • ローラー
  • カット定規(地ベラ)
  • なでバケ
  • スポンジ
  • 竹べら
  • バケツ

道具はホームセンターで買い揃えられます。

手順1.既存の壁紙を剥がす

壁紙張り替えには、既存の壁紙を剥がして新しいものを貼る方法と、既存の壁紙の上から直接貼る2通りの方法があります。とくに表面に凹凸がある素材や防汚コーティングが施されている場合は糊の付着が悪くなるため、壁紙を剥がしてからの張り替えがおすすめです。壁を傷つけないように、継ぎ目や角からカッターで慎重に作業しましょう。

手順2.壁の寸法を測る・壁紙をカット

続いて、壁の正確な寸法を測ります。壁と天井の境目を目立たなくするために、測定した長さに対して上下に5センチほど余裕を持たせて壁紙をカットしましょう。余裕を持たせることで、壁紙の端がきれいに仕上げやすくなります。

手順3.壁紙に糊をつけ壁紙を貼る

紙素材の壁紙は裏面に直接糊を塗り、不織布素材の壁紙の場合は壁面に糊をローラーで塗り付けます。角の部分にはハケを使用すると糊付けがしやすくなります。あらかじめ裏面に糊が塗布されたのり付き壁紙の場合は糊を塗る手間が省けます。壁紙を壁に貼った後は、中心から外側に向かってなでバケを使い、空気を押し出しながら圧着させましょう。また、糊以外にホッチキスを使用して壁紙を固定する方法もあります。

手順4.余分な壁紙をカットする・糊を拭き取ってローラーで圧着

壁紙を貼った後は余分な部分を竹ベラで角にしっかり入れ込み、カット定規とカッターで切り取ります。次に、少し水を含んだスポンジで壁紙の縁からはみ出た糊を拭き取り、ローラーを使って圧着させるとスムーズです。

ここまでの作業ができたら、壁紙の張り替えは完了です。

DIYで壁をリフォームする際の注意点

壁リフォームは1人でも可能ですが、2人以上での作業がおすすめです。1人で作業をするとシワ・不均一な貼り方などを見落としやすくなりますが、複数人で協力すればチェックし合えます。

とくにデザイン性の高い壁紙を使用する際は、柄の繋ぎ目や壁紙の接合部分の正確性が仕上がりの美しさに直結してきます。経験が少ないと1人の作業は失敗のリスクが高まるため、複数人で作業しましょう。

事前準備と計画

DIYで壁をリフォームするときは、まず建物の管理規約や法律でリノベーション可能な範囲を確認したうえで、詳細なリノベーションプランを作成する必要があります。
作業道具や材料を事前に揃えておけば、作業中のトラブルを防いで効率的に進められるでしょう。

安全対策

リフォームの現場では安全対策も忘れてはいけません。作業中は手袋やゴーグルなどの保護具を着用し、工具や塗料から身を守る必要があります。脚立や梯子を使う際は、倒れて転倒しないように安定性をチェックしましょう。
塗装や接着剤を使う場合は換気を十分に行い、長時間の作業を避けることも大切です。

適切な材料選び

リフォームに使用する壁材は、部屋の用途や環境に合ったものを選ぶことが大切です。例えば、湿気の多い場所では防水性や耐湿性のある材料、居住空間では安全性や快適性を確保できる材料が適しています。
DIY初心者の方には、必要な材料が全て揃った専用キットの使用がおすすめです。

技術面での注意

DIYによる壁のリフォームでは、技術面に注意することも大切なポイント。特に、壁の下地処理は仕上がりに直結するため、凹凸や汚れをしっかりと整えることが重要です。
また、壁紙を貼る際にはエア抜きを丁寧に行い、シワや気泡ができないようにしましょう。塗装作業の場合は、塗りムラが出ないように薄く均等に塗り重ねることがポイントです。

範囲の限定

DIYで壁をリフォームする際は、電気配線や構造壁など専門知識が必要な箇所は避け、作業範囲を限定する必要があります。作業ができない箇所を誤って改修してしまうと、思わぬ事故やトラブルにつながる可能性があるためです。
初心者の方は、まずは小さな範囲から始めて、徐々に専門知識と経験を積んでいくようにしましょう。

時間と労力の考慮

DIYによるリフォームは想定以上に時間と労力がかかるため、作業前に十分な時間を確保するようにしましょう。
時間と労力を考えずに作業を進めると、ミスやトラブルが起きやすくなります。余裕のあるスケジュールを設定し、無理のないペースで進めることが成功のコツです。

失敗への対応

DIYのリフォームでは失敗やトラブルがつきもの。失敗に対応できるように、修正方法や追加費用を事前に考慮しておくことが大切です。
例えば、壁紙の貼り直しや塗装の上塗りなどができるように準備しておけば、万が一失敗が起きてもすぐに修正できます。
DIYを失敗してしまうと、かえって修繕に大きな労力と費用がかかってしまう恐れがあるので、失敗への備えを十分にしておきましょう。

「DIYには自信がないけど、こだわってリフォームしたい」という方には、自分で建材を購入して施工のみを業者に依頼する「施主支給」がおすすめです。建材に個性やこだわりを取り入れつつ、プロに依頼することでリフォームの失敗リスクを回避できます。

ミラタップ(旧サンワカンパニー)では、建材購入者に向けて信頼できるリフォーム会社を紹介する「Coziコンシェルジュ」というサービスをご提供しています。紹介手数料や登録手数料はすべて無料。壁リフォームを検討されている方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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