素材で魅せるインダストリアルな住まい
2026.06.09
本日ご紹介するのは、愛知県犬山市にあるK様邸です。今回は、設計・コーディネートを担当されたHOLIDAYS様とともに家づくりを進められたK様ご夫婦に、コンセプトから素材選び、設備のこだわりまでお話を伺いました。是非最後までご覧ください。
K様邸外観
―まずは、お家全体のコンセプトについて教えてください。
旦那様:コンセプトは「インダストリアル」です。10年ほど前に一人暮らしをしていた頃からインテリアに興味を持ちはじめ、Pinterest(ピンタレスト)を通じて情報収集するようになりました。その中でも無骨でヴィンテージ感のあるインダストリアルな空間に憧れを抱くようになったんです。今回の家を建てるにあたっては、長年温めてきたイメージを一つひとつ形にしていきました。
奥様:家づくりは女性が主導権を握ることが多いと聞きますが、我が家は逆ですね(笑)。
夫の中に「こうしたい」という明確なビジョンがあったので、安心して任せることができました。私はそれを隣で楽しみながら、一緒に細部を詰めていったという感じです。
コンセプトはインダストリアル
―インダストリアルな雰囲気を実現するためにこだわったポイントがあれば教えてください。
旦那様:「レンガ」を取り入れることは、最初から絶対条件でした。このレンガを基準に周囲のインテリアや設備を選んでいきました。実はこちら、本物のレンガではなく、レンガに見立てたタイルなんです。質感がとてもリアルでありながら、本物のレンガに比べてコストが安い点が決め手になりました。コーディネーターさんからは、壁一面ではなく、アクセントとして縦のシルエットで入れると映えるとアドバイスをいただき、その提案通りに採用しました。レンガの主張が強すぎず、程よい存在感が生まれたと思います。
空間の軸となるレンガ調タイル
―間取りで工夫された点はありますか?
旦那様:ダイニングとリビングの天井に高低差をつけたことです。メインのリビングは通常より高めの3.5mに設定し、ダイニング部分はあえて低めの天井にして、色も黒天井で仕上げています。コーディネーターさんから、低い天井部分を黒色にして、あえて閉塞感を出すことで、メインのリビングがより高く、開放的に感じられると提案いただいたんです。説明を聞いた瞬間にとても納得して、迷わず取り入れました。
ダイニング天井はあえて黒色の低天井に
―天井に黒色を取り入れることで引き締まった印象も生まれますね。
旦那様:はい。黒い天井や鉄骨アイアンとリンクするように、インテリアにも意識的に黒を散りばめています。エアコンやオーブンなどの家電もなるべく黒で統一していて、生活感が出やすいアイテムも空間の一部として馴染むようにしました。
天井やアイアンとリンクさせ、インテリアもなるべく黒色に
システムキッチン《ウィッテ》
機能面では、フロントオープン食洗機を組み込めるのが大きな魅力でした。実際の使い勝手も非常に良く、毎日重宝しています。天板はステンレス製で衛生面も安心ですし、収納部分に仕切りがないことで、自由にカスタマイズできるのも嬉しいポイントです。
―洗面スペースのこだわりを教えてください。
旦那様:朝の身支度で使うことが多いので、自然光がしっかり入るよう、採光窓を設けました。洗面所には扉を設けず、リビングと一続きの空間にしているので、「魅せる洗面」を意識して計画しました。
洗面空間のテーマは「魅せる洗面」
洗面ボウルにはミラタップの《フッカ》を採用しました。元々はキッチンを見るためにショールームに伺ったのですが、洗面アイテムにも一目惚れしてしまいました。デザイン性はもちろん、水撥ねが気にならない実用性の高さも決め手でした。
洗面ボウル《フッカ》
ミラーは《ホテルミラーボックス》を採用しました。シンプルで無駄のないデザインが空間に馴染み、とても気に入っています。
ミラー《ホテルミラーボックス》
―トイレの手洗い器にもミラタップ製品をご採用いただいたと伺いました。
旦那様:はい。ミラタップの《アンゴロ》を採用しました。こちらもショールームで実物を見た瞬間、即決でしたね。ステンレスならではのシャープな薄さと、無機質なデザインが他にはない魅力です。インダストリアルな世界観を、トイレという小さな空間でもしっかり表現してくれています。
手洗器《アンゴロ》
―2階はどのようなスペースになっているのでしょうか?
奥様:2階は寝室と子供部屋を設けています。寝室は、あえて仕切りを最小限にして、ウォークインクローゼット、書斎、趣味部屋を大きく仕切らず、開放感のある空間にしています。
開放感を意識した寝室
ここは書斎です。仕事や集中したい時に使っています。間接照明も相まって、落ち着いた雰囲気に仕上がっています。
集中したい時に使用する書斎
寝室の奥に進むと、屋根裏のデッドスペースをうまく活かした趣味部屋があります。私は本が大好きなので、ここで本を読みながらゆっくりくつろげる秘密基地のような空間です。
奥様の趣味が詰まった空間
―家中に様々な種類の照明があって素敵ですね。
旦那様:照明にはかなりこだわりました。一つの大きな光源で全体を照らすのではなく、複数の光源を点在させた方が雰囲気が出るので、空間のあちこちに照明を仕込んでいます。ポイントは、同じデザインの照明を一つも使っていないことです。全てバラバラの照明を組み合わせています。
全て違うデザインを取り入れた照明計画
―最後に、家づくりを検討されている方にアドバイスがあれば、お願いします!
旦那様:1つ目は、優先順位を決めることだと思います。立地を取るのか、家の広さを取るのか——どこかで必ず妥協は必要になるので、自分が何を一番大切にしたいかを、土地選びの段階からしっかり考えておくことが重要です。設備やインテリア選びも同じで、優先順位が決まっていれば判断に迷いません。
そしてもう一つは、自分でよく調べることです。事前に調べておくと打ち合わせもスムーズに進みますし、提案の意図もより深く理解できると思います。
―取材にご協力いただいたK様、ありがとうございました。
【取材の感想】
それぞれの空間にコンセプトがあり、「住みたい!」と思わせる工夫が随所に散りばめられていました。それぞれの商品を選ばれた理由を伺っていると、キッチンやシステムバスなどの大型設備だけでなく、手すりや水栓といった細やかな部分までこだわり抜いてご選定されたことが伺えました。取材にご協力いただき、誠にありがとうございました!
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