建材・住宅設備の通販ならミラタップ(旧サンワカンパニー) お客様訪問インタビュー
株式会社かまくらスタジオ一級建築士事務所様|つながりを生む空間づくり

つながりを生む空間づくり

株式会社かまくらスタジオ一級建築士事務所様
2023.11.09
株式会社かまくらスタジオ一級建築士事務所様 | 2023.11.09

本日ご紹介するのは、千葉県流山市にある設計事務所「株式会社かまくらスタジオ一級建築士事務所」様です。ミラタップ(旧サンワカンパニー)デザインアワード2022で最優秀賞に輝いた物件「HOUSE F」を訪問させていただきました。
なお、本物件のルームツアー動画をYouTubeにて公開しています(動画はこちら)。
ぜひ最後までご覧ください。

インタビューしたお客様
福井様
株式会社かまくらスタジオ一級建築士事務所
福井様
森川様
株式会社かまくらスタジオ一級建築士事務所
森川様

つながりを生む空間

―かまくらスタジオ様の空間づくりについて教えてください。

福井:はい。私たちが目指すのは、人や物・事がつながり、コミュニケーションが生まれる「かまくら」のような建築です。誰もが自由に中に入って、楽しい時間を共有できる。そんな空間にしたいという想いを込めて設計したのが、「HOUSE F」です。

―「HOUSE F」はどのような物件なのでしょうか。

森川:「HOUSE F」は、1階がカフェ兼事務所、2・3階が福井家の住居スペースになっています。前面道路側には大きな開口を設けており、外と中とのつながりを作っています。

「HOUSE F」の外観写真

「HOUSE F」の外観

福井:外観からお分かりいただける通り、この物件には植栽スペースをたっぷりと設けています。これは、この街にもともと根付いていた「株分けネットワーク」という文化から着想を得ました。「株分け」とは、植物の株を分けて増やしていく方法なのですが、この街では、自分の植物や野菜を分け合う文化が広がっています。そこで、私たちもご近所の方々に分けていただいた植物を植えました。

―シェアする文化が根付いているのは、とても素敵ですね。

森川:そうですね。「共有する」「共存する」というのも、この物件のテーマになっています。1階のカフェではコーヒーを提供しているのですが、これも元を辿ると、私達がコーヒー好きで、せっかくたくさん淹れるなら街の人にもシェアしたいと思ったのがきっかけです。

1階のカフェカフェスペース

人とのつながりを生むカフェスペース

光がたっぷりと注ぐ住居スペース

―くらしを少し拡張することで、街の方とのつながりが生まれているのですね。
 2階は住居スペースということですが、どのようなつくりになっていますか?

森川:2階は、窓側から内側に向かって徐々にプライベートなスペースになるように構成しています。最も窓側に近い位置にリビング、その内側にキッチン、さらに内側に洗面・バスルームというような配置です。

福井:リビングエリアにはたっぷりと光が入るので、北向きの家でありながらも日中の光を楽しむことができます。植栽の影がゆらゆらと揺れる様子も、季節ごとに少しずつ変化したりして面白いですよ。

木漏れ日が入るリビング

木漏れ日が入るリビング

福井:リビングスペースの横にはダイニングがありますが、ここにキッチンの《グラッド45》を採用しました。色んなショールームを見て回りましたが、最終的にこの無駄のないデザインが決め手となりました。
ステンレスの天板に、周りの風景が映り込むのも美しくて気に入っています。

家族団らんを楽しむダイニング

家族団らんを楽しむダイニング

キッチン《グラッド45》(アイランド型 背面収納タイプ)

キッチン《グラッド45》(アイランド型 背面収納タイプ)

福井:洗面・バスルームに続くドアには、《クアドロスリム》を採用しました。
ガラスドアにすることで、空間の抜け感を保ったまま、ある程度の音を遮断することができます。この家は1階から3階まで吹き抜けが続いているので、夜遅くに洗面所でドライヤーを使うと、3階の寝室に聞こえてしまうんですよね。
子ども達が寝ている時間に使うこともあるので、そんな時にはドアを閉じて使っています。

洗面に続くドアは《クアドロスリム》

洗面に続くドアは《クアドロスリム》(1枚引き込みタイプ、ガラス:クリア、フレーム:ブラック)

福井:洗面ボウルには、《Tエッジ オーバル》を採用しました。5人家族なので、朝の洗面所はどうしても混み合います(笑)。子ども達が成長した時のことを考えると、ダブル洗面にしてよかったですね。また、ボウル自体も幅広で、深さもある程度あるので使い易いです。

使い勝手の良いダブル洗面《Tエッジ オーバル》

使い勝手の良いダブル洗面《Tエッジ オーバル

心が安らぐ寝室スペース

―3階はどのような構成でしょうか?

森川:3階の廊下には、まず子ども達のスタディスペースがあります。正面が道路に面していて、右側・頭上には植栽が見えるので、とても贅沢な空間です。

3階光に包まれるスタディスペース

光に包まれるスタディスペース

福井:奥に進むと子ども部屋と寝室があります。主寝室からは植栽を楽しめるようになっていて、ここには安眠効果のあるハーブなどを植えました。植物を眺めるだけではなく、実際に触れて香りを楽しんだりして、植物と共にくらすということを日々体感できています。

3階寝室の窓を開けるとハーブの香りが流れ込む

寝室の窓を開けるとハーブの香りが流れ込む

―植物との共存も「つながり」というテーマに結び付くのですね。
こだわりと工夫の詰まった空間に、たくさんの商品をご採用いただきありがとうございました!

●「HOUSE F」のルームツアー動画
https://www.youtube.com/watch?v=G--n6_SBvJI

●かまくらスタジオ様HP
https://www.kamakurastudio.com

【取材の感想】
ミラタップ(旧サンワカンパニー)デザインアワード2022の表彰式でお話を伺ってから、”いつか実際に行ってみたい!”と思っていたので、今回訪問させていただけて非常に嬉しかったです。人と人、仕事とプライベート、植物と人…というように、様々なつながりが交差して広がっていく、素敵な空間でした。取材にご協力いただいた福井様・森川様、ありがとうございました。

「お客様訪問インタビュー」では、取材にご協力いただけるお客様を随時募集しています!
設計や施工を担当されるプロのお客様や、日々商品をお使いいただいているユーザー様等、皆様からのお声を紹介させていただきたいと考えています。
ご協力いただける方は、ページ左上のバナーから是非ご応募ください。

今回取材させていただいたお客様

  • 株式会社かまくらスタジオ一級建築士事務所
    千葉県

この記事に登場した商品

  • グラッド45
    グラッド45
    /台~
  • クアドロスリム
    クアドロスリム
    /セット~
  • Tエッジ
    Tエッジ
    /セット~