家族と繋がって過ごす家
2022.4.20
今回紹介するのは、大阪府豊中市にある2階建ての住宅です。
設計兼施主の坂本様にお話を伺いました。
坂本様ご家族
家族でのびのびと過ごせる空間
―ご自宅のコンセプトについて教えてください。
坂本:大きな屋根に包まれて、家族が繋がって過ごせるような空間を目指しました。空間の仕切りをなるべく減らして、建具も開き戸ではなく引き戸を採用し、家のどこにいてもお互いの存在を感じられる空間になっています。
―空間作りでこだわったポイント等はありますか。
坂本:立地上、プライバシーの確保はこだわった点の一つです。この家は、南側が道路に面していて線路も近いので、視線と音をカットできるように外側に大きな壁を設けました。その結果、騒音が遮断できただけでなく、カーテンを付ける必要が無くなったので、窓周りがスッキリ見せられたと思います。南の採光を活かして、小さな庭も作りました。プライバシーを確保しながら、緑も感じられる空間になったと思います。
広がりを感じる立体的な構造
様々な素材を組み合わせたモダンな空間
坂本:手洗いのドアは、≪ノッポ≫のブラックを使っています。シンプルなデザインと、マットな質感が良いですよね。家の造りの面白さを引き立たせるために、他の要素は極力シンプルに抑えたかったため、ミラタップ(旧サンワカンパニー)さんの商品はぴったりでした。
手洗いには≪ノッポ≫のブラック
坂本:セラミックタイルを天板にしたキッチンもこだわった点です。キッチンの箱部分は既製品でコストを抑え、天板は特注の大判タイルを採用しました。 シンクには、≪ハンドメイドシンク7B≫を採用しています。天板の上からかぶせて設置するタイプのシンクが多い中、≪ハンドメイドシンク7B≫は埋め込みタイプのため、理想のフルフラットな天板に仕上げることが出来ました。
フルフラットにこだわったキッチン
アイデアが詰まった家づくりの工夫
―弊社の商品の印象はいかがでしたか?
坂本:デザインは勿論ですが、ワンプライスの価格設定が施主にとってはすごく明快で、非常に分かり易かったです。
また、個人的にミラタップ(旧サンワカンパニー)さんの商品は、一つの用途に囚われていないところが良いなと思います。今回自邸を設計するにあたり、私自身もそれを意識して、商品をちょっと変わった方法で取り入れたりしました。
―そうなのですね!どのように取り入れていただいたのでしょうか?
坂本:まず、入り口の引き戸に≪ランネルウッドAS≫を使用しました。こちらはルーバーとして使うのが一般的ですが、今回はこちらを使って引き戸を造作しました。たわみを防止するために裏側で一か所補強していますが、前面からはスッキリ見えます。天然木も検討しましたが、雨風・日光にさらされることやコストを考えると、中心に補強材の入った≪ランネルウッドAS≫にして良かったなと思います。
玄関には≪ランネルウッドAS≫を使用
裏面で補強しているため前面からはスッキリ
坂本:内装では、フローリングの≪デューロ・ボーン≫を玄関の壁や、リビングの腰壁、階段に使用しました。この木の風合いや質感は、壁紙では中々出せません。
坂本:他にも、リビングの壁に≪サロンド・デッキ≫を使用しました。縦半分に割り、縦格子として設置しています。縦格子を色々と調べているとブラウン系が多かったのですが、ミラタップ(旧サンワカンパニー)さんでこのデッキ材を見つけて、リビングの雰囲気にぴったりだと思い選びました。夜に間接照明が当たると、また違う表情になり気に入っています。
リビング壁に使用された≪サロンド・デッキ≫
夜は間接照明によって違う雰囲気に
―予想していなかった使い方で、驚きました!どの商品も空間に非常に馴染んでいますね。 今回沢山の商品をご採用いただきましたが、「こんな商品があったらいいな」というご意見があれば教えていただけますか。
坂本:はい、やはり施主としては、オーダーでコストが高くなってしまう部分を既製品にしていただけると嬉しいですね。例えば、階段はどうしても家ごとに長さや踏み面が変わるので、オーダーになってしまいます。階段のある家は多いので、是非ご検討いただけると嬉しいです。
―貴重なご意見ありがとうございます!そして、取材にご協力いただき、誠にありがとうございました。
【取材の感想】
中に入った瞬間に「どんな造りになっているんだろう?」と興味をそそる、立体的な造りが素敵な物件でした。また、一見シンプルに見える内装の細部には、坂本様のこだわりや工夫が施されており、一つ一つの発想に興味津々でお話を伺いました。取材にご協力いただいた坂本様、ありがとうございました。
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この記事に登場した商品
※≪デューロ・ボーン≫シリーズの旧カラーは、全て在庫限りで販売終了となります。
※≪サロンドデッキ≫シリーズは、全て在庫限りで販売終了となります。













