見え方が変わる!
システムキッチンの
デザイン・仕様の見極め方

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永く使うシステムキッチンは、シンプルで飽きの来ないものを
システムキッチンは実用品であると同時に、リビングの雰囲気を左右する、デザイン性も求められる住宅設備です。
ただ、システムキッチンは工事が必要なため、ラグやカーテンのように気軽に買い替えられません。
そこで今回は、その時の流行りや気分に左右されない、シンプルで永く愛用できるシステムキッチンを見極めるためのポイントをご紹介します。
見方や用語を理解して、
シンプルなキッチンを見極める
1.シンプルなキッチンは
写真でこそ見分けやすい
スマホやパソコンの画面で見るキッチンは、小さくて不満かもしれません。ですが小さいからこそわかる情報もあります。小さな画像は、質感やディテールはわかりにくいですが、LDKの雰囲気を左右するキッチン全体の印象を見極めるのに最適です。
①シンプルなキッチンは
“線の数”で見極める
まずはわかりやすいように極端な例で比較します。両キッチンを比較するとウィッテの方がシンプルで、スッキリと見えます。見極めポイントは線の数です。線の数が増えるほど目に映る要素が増え、シンプルに見えなくなってしまいます。
また線は、目立たない方がすっきり見えるため、線の目立たない黒など濃色系の方がよりシンプルに見えます。木目調の面材は、木目が強いほど線の数が増えるためシンプルさを追求するなら、避ける(無地を選択)もしくは淡色の選択が無難です。
引き出しや開きに取っ手がない方がすっきり見えます。取っ手を付けると線の数が増える上に、凹凸も生まれてしまうからです。シルエットはフラットな方がすっきり見えます。
②シンプルなキッチンは
“直線”で見極める
曲線には柔らかで優しいイメージ、直線にはシャープで鋭いイメージを与える力があります。シンプルとは無駄な要素を排除したものですので、無駄を削いだシャープな直線の方がシンプルに見えます。
横に走るラインに注目。途中で途切れている方は、食洗器を上設置にしたものです。
直線を活かしたシンプルデザインを目指すなら、食洗器は下設置がおすすめ。ラインを分割することなく、1本のスッキリしたラインにまとめられます。壁付けするウォールタイプの場合、リビングからはっきり見えるので注意が必要です。
③シンプルなキッチンは
“線の細さ”で見極める
線の太さは印象を左右します。まずは天板の厚さに注目。エレバートの分厚い天板は存在感と重厚感を強く感じさせます。一方で、ウィッテの薄い天板はスッキリ、ミニマルな印象を与えます。
この天板の厚みが分かる面を「見付け」と言います。シンプルで、スッキリしたキッチンを探す際は、薄い見付け、「薄見付け」という言葉を覚えておきましょう。
線が太くなりがちなのがコーナー部分。小口(部材の断面)を見せてしまうとその厚みがそのまま線の太さになります。コーナーの線を細くするには、留め加工で作る必要があります。留め加工は拡大写真のように、合わせる面の角部分をそれぞれ45度にカットして合わせます。
少し離れて見比べると、ウィッテの角部分の縦ラインは、より細い1本の線になっており、スッキリした印象になっています。
2.対面キッチンの印象を
左右する2つのポイント
①アイランドキッチンには、
フローティングスタイルがおすすめ
フロ―ティングスタイルとは、床とキャビネットの間に台輪を入れ、キャビネットを浮かせたデザインです。アイランドタイプにおすすめしたいデザインです。

フローティングデザインと一般的なキッチン。
②手元を隠せるキッチンと
手元が見えるキッチン
対面キッチンには手元を隠せるタイプと手元が見えるタイプがあります。手元を隠せるタイプは、腰壁という囲いによって、手元を隠せる反面、その高さ分だけ見通しが悪くなります(手狭感が出ます)。LDKの広さやレイアウトで使い分けましょう。
3.キッチン天面の印象を
左右するシンクと加熱機器
キッチンに近づいた時、最も目に留まるのが加熱機器(コンロ)やシンクのある天面です。機能だけでなく、見え方も意識しておきましょう。
①シンク
シンクは前述したとおり。曲線で構成されたものは、柔らかな印象、直線で構成されたものはシャープな印象を与えます。また曲線部分が小さいほどシャープな印象になります。
シンクの角の縦ラインに注目。角が曲線のシンクはどうしても縦のラインがぼやけてしまいます。角シンクはラインがはっきりと出るためシンクの中までシャープな印象になります。
③加熱機器(コンロ)
シンプルなデザインの加熱機器ならIHクッキングヒーターです。一方、ガスコンロは遊び心がある機種を選べば、シンプルではないものの、面白いワンポイントとしてキッチンを演出してくれます。


線の数、凹凸の差でIHクッキングヒーターの方がスッキリしたデザインになる。


IHクッキングヒーターは、トッププレートのデザインによって目に映る線が多いものがあります。


ガスコンロもあえて遊び心あるデザインの機種を選ぶとキッチンが楽しい雰囲気になります。写真のような厨房をイメージさせるものと、一般的なデザインでは印象がまるで変わります。

加熱機器のカラーが合わないと悪目立ちしてしまうので注意が必要。

「グリルなし」の仕様なら側面がスッキリ。(天面に操作系があるグリルなしの加熱機器が必要)
使い勝手を左右する仕様を
見極める
最後は、使い勝手を左右する仕様について2点解説します。
キッチンは実用品でもあるため使い勝手も重要な要素。特に本体仕様は、後から変更やアイテムの追加で改善が難しいため十分検討しておきましょう。
①天板の広さは、
背面仕様とセットで考える
キッチンの奥行は天板の奥行でもあり、作業スペースの広さに直結する要素です。標準仕様(背面パネルのみ)が650mm~670mmであるのに対し、背面をカウンターや収納仕様にすると850~915mmと奥行にゆとりが生まれます。カウンターや収納が必要かだけでなく、作業スペースの広さとしても考えてみましょう。
※アイランド及びペニンシュラタイプのみ選択可能。奥行は機種による。
ウィッテの場合、アイランド/ペニンシュラタイプの標準(背面パネルのみ)の奥行は662mm。背面収納タイプにすることで915mmとなり、253mm奥行方向に広くなります。標準仕様の場合、加熱機器から100mmもないためゆとりがありません。(黄色のラインから向こう側が背面収納仕様のゆとり)お皿を並べて盛り付けるのが楽になります。
②ステンレスの表面加工の違い
ステンレスの表面加工には、ヘアライン仕上げ(標準仕様)とバイブレーション仕上げ(オプション)があります。輝きや周囲の映り込みを活かすならヘアライン仕上げ、傷や指紋が気になるなら、バイブレーション仕上げを選びましょう。

一方向に向けて髪の毛のような細かな線が走るので、ヘアライン仕上げといいます。画像のように照明を反射したり、ある程度映り込みが発生します。

方向感のない細かな傷をヘアライン仕上げよりも高密度につけることで、光を鈍く反射。マットな光沢をもつのがバイブレーション仕上げです。

ヘアライン仕上げに故意に指紋を付けてみた画像。指紋部分の光の反射具合が変わるため、周りと違いが明確になる。

バイブレーション仕上げでも指紋は付きます。ただ白く乱反射しているので、周囲と大きな差がなく目立ちません。

ヘアライン仕上げの場合、ヘアラインの流れと向きが違う傷がよく目立ちます。傷部分だけ光の反射が違うことが理由です。

バイブレーション仕上げでも傷は付きます。ただ小さな傷なら、周囲と差がなく目立たちません。大きな傷になるとヘアライン仕上げほどではありませんが、ある程度目に付きます。
システムキッチンのデザインと仕様の見極め方を活かして、理想のLDKを実現ください。
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