How to reform / renovation

ミラタップ(旧サンワカンパニー)でリフォーム・リノベーション

事例付き床リフォームの教科書!床材の種類・費用・依頼時のコツまとめ

床リフォームではどんな工法が使われている?

屋内・屋外の状況によって異なりますが、リフォームに用いられる工法には次のようなものがあります。

張替え工法

既存の床材を剥がし、新しく床材を張り直す方法が張替え工法です。主に屋内リフォームで用いられ、床材が劣化・損傷している場合や、新しい床材に変更したい場合に使用されます。
床材をすべて剥がして施工するため、水回り特有の痛みがないかシロアリ被害がないかなど、床下の状態を確認しながらリフォームが可能。床の高さを変えずにリフォームできるため、ドアの開閉や家具の配置に影響を与えにくいのも特徴です。
一方で、材料費以外にも床材を剥がす作業や撤去作業に時間がかかり、さらに撤去費用も発生するため、費用が高くなる傾向にあります。

重ね張り工法

重ね張り工法は、既存の床材の上に新しい床材を直接張る方法です。主に屋内で使用されるケースが多く、古い床材はまだ使用できるが、表面の見た目を改善したい場合に適しています。
この工法のメリットは、既存の床を取り除く手間が省けるため、工期を短縮でき、コストも抑えられる点です。工事中の騒音やホコリが少ないため、住みながらのリフォームにも向いています。
しかし、床の上に新しい床材を張るため段差が生まれやすく、ドアの開閉に支障がでないか事前のチェックが必要です。また、下地の状態を確認できない点もデメリットとなります。

圧着張り工法

圧着張り工法は、タイルを圧着用モルタルに押し付けて張る工法で、内外装のタイル工事に広く使われています。
短時間で施工でき、白樺現象(コンクリートやモルタルの上に白く生成物ができる現象)が発生しにくい施工方法ですが、モルタルの塗り置き時間が長いと接着力が低下し、押し付けが不十分な場合は剥離しやすくなるというデメリットがあります。

全面接着剤張り工法

全面接着剤張り工法は、床全体に接着剤を均等に塗布して新しい床材を張る方法です。屋内外でタイルを貼る際に用いられる工法で、床材の浮きや剥がれを防ぎ、床全体に均一な仕上がりをもたらします。
石材のように厚みが不揃いな床材を貼り付ける場合や、貼り付け先の表面が平らではない場合に段差が生まれやすい点がデメリットです。

【屋内・屋外】床材の種類・費用目安と床材選びのポイント

屋内床材の種類

無垢フローリング

無垢フローリングは天然の木で作られた床材で、調湿・消臭効果が高く、手触りや美しい木目が魅力です。
耐用年数は約30年程度ですが、傷が付きやすくメンテナンスが必要で水に弱く、湿気の多い場所や水回りには不向き。木の種類によっても大きく異なりますが、価格は4,900円~20,000円/m2が相場です。

ミラタップ(旧サンワカンパニー)で買える無垢フローリング

上記以外にも多数の無垢フローリングを取り扱っています。
詳細は下記よりご確認ください。

ミラタップの無垢フローリング一覧を見る

複合(積層)フローリング

複合(積層)フローリングは無垢材に比べて価格が手頃で取り入れやすく、傷や汚れに強くお手入れも簡単な床材です。デザインも豊富で、部屋の雰囲気に合わせて選べます。
しかし、無垢と比べて自然な風合いや質感が劣ったり、経年劣化により表面のフィルムが剥がれたりする点がデメリットです。耐用年数は約10年~15年、価格相場は3,500円~15,000円/m2となっています。

ミラタップ(旧サンワカンパニー)で買える複合(積層)フローリング

上記以外にも多数の複合(積層)フローリングを取り扱っています。
詳細は下記よりご確認ください。

ミラタップの複合(積層)フローリング一覧を見る

クッションフロア(シート)

クッションフロアは塩化ビニールシートでできた床材で、耐水性が高く柔らかいという特徴があります。水を弾く素材なので、洗面所など水回りでの使用におすすめです。
重量物を置くとシートが凹んだり剥がれたり、痕が残る点がデメリット。耐用年数は約10年で、価格相場は厚みによって異なりますが4,100円~6,000円/m2程度となっています。

畳はイグサやワラを編んで作られており、調湿効果・湿度の調整が期待できる床材です。しかし、水に弱く、湿気の多い場所ではカビが発生しやすい点がデメリットです。
最近では正方形の畳・カラフルな畳・メンテナンスがしやすいビニール製の畳なども販売されています。耐用年数は10年~15年ですが、適切に手入れをすれば40年~50年と使い続けられるでしょう。価格相場は4,100円~6,000円/m2です。

ミラタップ(旧サンワカンパニー)で買える畳

カーペット

足触りがよく、保温性や防音性に優れているカーペット。色やデザインが豊富で部屋の雰囲気を簡単に変えられ、汚れた部分だけを取り替えられます。
しかし、ホコリが溜まりやすく、汚れが付きやすくてシミになりやすいというデメリットがあるため、定期的な掃除が必要です。素材にもよりますが、耐用年数は10年程度で価格相場は7,300円~15,000円/m2です。

ミラタップ(旧サンワカンパニー)で買えるカーペット

フロアタイル

塩化ビニールシートで作られ、石目や木目が忠実に再現された高級感のあるフロアタイル。耐久性が高く、防水性もあるため水回りにも適しており、デザインが豊富なのでリアルな模様を楽しめます。
施工が難しいため専門業者が必要な場合があり、冷たい触感が冬場には寒さを感じやすい点がデメリット。耐用年数は10年程度、価格相場が3,500円~10,000円/m2となっています。

ミラタップ(旧サンワカンパニー)で買えるフロアタイル

タイル

陶器などでできたタイルを床に敷き詰めて貼り、床材として使います。耐久性が高く耐用年数はお風呂などで使用した場合で10年~15年、床タイルならきちんと手入れをすれば半永久的に使えるでしょう。
冬場はタイルが冷たいと感じやすく、食器や重い物を落とした際に欠けたり割れたりする可能性がある点がデメリットです。価格相場としては7,300円~15.000円となります。

ミラタップ(旧サンワカンパニー)で買える屋内用タイル

上記以外にも多数の屋内用タイルを取り扱っています。
詳細は下記よりご確認ください。

ミラタップの屋内用タイル一覧を見る

屋外床材の種類

コンクリート

維持や洗浄が簡単なコンクリートの床は、テラスや庭にモダンでシャープな印象を与えてくれます。価格相場は7,000円~12.000円/m2で、施工面積が広くなると1m2当たりの単価は下がり、耐用年数は15年程度。
改築時にコンクリートを取り除く必要がある場合は撤去費がかかる点がデメリットです。

レンガ

自然な風合いと美しい色合いが魅力的なレンガ。年月による劣化すらも「味」になる、長く楽しめる素材です。
地盤の沈下や凍結によるひび割れが発生する可能性があり、定期的なメンテナンスが必要。耐用年数は15~25年程度となっており、価格相場は16,000円~30,000円/m2です。

砂利

砂利を敷くことで水はけがよくなり雑草が生えにくくなるほか、歩くと音がするため防犯・猫よけの効果もあります。
反対に音がうるさいと感じたり、車椅子やベビーカーの使用が難しかったりする点がデメリット。耐用年数は15年となっており、価格相場は3,000円/m2程度です。

石材

並べ方によって住宅の印象が変わり、雨の日には石の色が変化し、晴れの日とは異なる表情を楽しめる石材。雑草が生えないため掃除の手間がかからず、割れる心配もほとんどないので耐久性に優れています。
石材の仕上げには職人が一つ一つ石材を並べるため、施工費用が高額になる点がデメリット。耐用年数は15年となっており、価格相場は4.000円/m2からが目安ですが、使う石によって50,000円/m2を超えるケースもあります。

ミラタップ(旧サンワカンパニー)で買える石材

上記以外にも多数の石材を取り扱っています。
詳細は下記よりご確認ください。

ミラタップの石材一覧を見る

タイル

タイルはその水はけの良さ、見た目のスタイリッシュさから人気の素材。耐久性が高く、メンテナンス性にも優れています。
雨の日のように水に濡れてしまうと滑りやすい点に注意が必要です。価格相場は15,000円~20,000円/m2で、耐用年数は10年程度です。

ミラタップ(旧サンワカンパニー)で買える玄関タイル・庭タイル

上記以外にも多数のタイルを取り扱っています。
詳細は下記よりご確認ください。

ミラタップのタイル一覧を見る

どのように選ぶ?床材選びの3つポイント

完成後のイメージ・デザインで決める

床材を決める前に「リビングはスタイリッシュなイメージにしたいからヘリンボーンの無垢フローリング」「寝転んだりしてくつろげるスペースにしたいから畳を敷きたい」というように、部屋をどのように見せたいのか・使うのかの完成後の姿をイメージしましょう。
床材の色や質感が部屋の印象を大きく左右するため、理想のデザインから逆算して床材を決めるのがおすすめです。

場所の使用用途で決める

キッチンやバスルームなどの水回りには防水性の高いタイルやクッションフロアが適しているように、用途に応じて適した床材は異なります。
「子ども部屋だから吸音性に優れたカーペット」「洗面所は水に強いタイルカーペット」など、場所の用途に応じて快適なくらしに繋がる床材を選びましょう。

メンテナンス性・耐久性の高さ

メンテナンスのしやすさや耐久性の高さは、床材を維持するための手間・コストに直結するため重要な要素のひとつです。
例えば、タイルは耐久性が高く掃除が簡単なため、長期間にわたって美しさを保てます。特に子供やペットがいる家庭では耐久性が低いと修理をする可能性が高くなるため、耐久性の高い床材を選ぶと価値は大きいでしょう。

理想の空間を演出!床リフォームの施工事例

ミラタップ(旧サンワカンパニー)の建材を使用した床リフォームの施工イメージ例をご紹介します。
(実際のリフォーム例ではない事例も含みますことをご了承ください)

【屋内】床リフォーム施工例.アンティーク調空間

【屋内】床リフォーム施工例.アンティーク調空間

クレープ店の床にヘリンボーン調のフロアタイル「ウォッシュドオークナチュラル」を採用した事例。黒とゴールドのインテリアが映える空間へと生まれ変わりました。
見た目はフローリングのようですが、水・汚れに強い塩化ビニール素材のフロアタイルなので、日々のお手入れもラクチンです。食べこぼし等も床に染み込むことなく取れるので、美しい姿が長続きします。
素材を工夫することで、空間のスタイリッシュさと日頃のメンテナンスの簡単さの両方を手に入れた事例です。

ミラタップ(旧サンワカンパニー)で取り扱っている商品

【屋外】床リフォーム施工例.海につながるタイル

【屋外】床リフォーム施工例.海につながるタイル

海に面した広いバルコニーに、当社のタイル「ブルーエモーション 448-898 ライト」を採用した事例です。
手前に見えるタイルのブルーグレーから眼下に広がる海の青までが、まるでグラデーションのような景観を演出。海が近く潮風も吹き、メンテナンスも気になるところですが、このタイルは屋外壁対応で凍害への耐性もあるため安心して使うことができます。

ミラタップ(旧サンワカンパニー)で取り扱っている商品

床リフォームで知っておきたいポイントまとめ

床リフォームをするタイミング

床リフォームを行うタイミングは、床材の耐用年数を目安にすることが一般的です。例えばフローリングは約10~15年、クッションフロアは約5~10年、カーペットは約5~8年が目安とされています。しかし、床の下地が劣化している場合や補修が必要な場合は、耐用年数に関わらず早めにリフォームを検討するのがおすすめです。
定期的な張り替えやメンテナンスをすれば、床の寿命を延ばすことができます。フローリングであれば、表面の塗装が剥がれてきたら再塗装を行ったり、傷やへこみが目立つようになったら部分的な修理を実施。リフォームのタイミングを逃さず、適切なメンテナンスを心がけ、快適な住環境を維持しましょう。

リフォームを依頼する際の4つの注意点

床リフォームの際に大事なのは業者選びです。次の4点に気をつけて業者を選びましょう。

床リフォームの実績を確認する

リフォーム会社を選ぶ際には、まずその会社が床リフォームの実績を持っているかどうかの確認が必須。実績のある会社は、施工の上手さだけでなく、様々なトラブルにも対応できる技術や経験を持っているため、安心して任せられます。
いても的確なアドバイスが期待でき、結果的に満足度の高い仕上がりを得られるでしょう。

丁寧な対応をしてくれるか確認する

リフォームを依頼する際の対応の丁寧さもポイントのひとつ。リフォーム中に疑問や不安が生じたとき、すぐに対応してくれる業者であれば未然にトラブルを防ぎやすくなります。例えば問い合わせに対する返信が早く、説明が分かりやすい業者は信頼できるといえるでしょう。
リフォームは長期に渡るケースもあるため、コミュニケーションの円滑さはリフォーム成功のカギとなり得ます。

保証サービスが充実しているかを確認する

リフォーム後に何か問題が発生した場合に備えて、保証サービスが充実しているかどうかを確認しましょう。例えば、施工後の一定期間内に発生した問題について無料で対応してくれる保証があると、万が一のトラブル時にも安心です。
リフォームの内容だけでなく、リフォーム後の対応に目を向けたうえで契約をしましょう。

相見積りをする

依頼をしてみたいと思った業者がよい業者なのかは、比較しない限り分からないもの。同じ床リフォームでも、会社によって価格や提案内容が大きく異なることがあります。
3社から5社程度を目安に価格やサービス内容を比較するため相見積りを行い、総合的によいと判断できる業者に依頼しましょう。

リフォーム費用を抑える3つのコツ

リフォームの範囲や優先度を決める

どの部分を優先的にリフォームするべきかを決めておくと不要な箇所のリフォームを避け、費用削減に繋がります。
例えば床のリフォームを考える際、すべての部屋を一度に施工するのではなく、特に傷んでいる部屋・使用頻度の高い部屋を優先にすることで初期費用を軽減。また、リフォームの範囲を限定することにより、余分な材料費や作業費を削減も可能です。

国や自治体が提供する助成金や補助金の制度の活用も、リフォーム費用を抑えるための効果的な方法です。
例えば、バリアフリー化や省エネルギー対策のリフォームには助成金や補助金が支給されるケースがあります。受給資格を得るには一定の条件や手続きが必要なため、事前に制度内容をよく確認し、必要な書類の準備が必要です。
自治体のホームページや相談窓口を利用して、自分のリフォームが対象となる制度を探してみましょう。

施主支給を行う

施主支給とは、リフォームに必要な材料を自分で購入し、業者には施工のみを依頼する方法のこと。購入する手間はかかりますが、建材の購入を安く抑えられればリフォーム費用の総額を抑えられます。
ただし、施主支給に対応している業者としていない業者がいるので、施主支給を考えているのであれば契約前に対応の有無を確認しておきましょう。

ミラタップ(旧サンワカンパニー)では施主支給を応援すべく、多種多様な床資材を取り揃えています。また、建材を購入した方に向けて施工を安心して任せられる施工業者を紹介する「Coziコンシェルジュ」サービスを提供しています。紹介料や手数料は一切無料で利用いただけますので、施主支給を検討している方はお気軽にご相談ください。

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