建材・住宅設備の通販ならミラタップ(旧サンワカンパニー) 開発者インタビュー

《シュールーム》開発秘話:ノイズレスなエントランス空間を実現する玄関収納

今回は、2023年に発売された玄関収納《シュールーム》の開発秘話をご紹介いたします。

《シュールーム》

床から天井までつながった、1枚の壁のような収納を目指して

―《シュールーム》の開発はどのように始まったのでしょうか?

ミラタップ(旧サンワカンパニー)の玄関収納といえば、《ゲタボックスプラス》がロングセラーの商品となっています。
2011年に発売された《ゲタボックス》という商品を、2017年にリニューアルしたものが、《ゲタボックスプラス》です。その2017年のリニューアル以降は、玄関収納カテゴリでは新しい商品を出せていなかったので、このカテゴリで新しい商品を企画しようと取り組んだのが始まりです。

企画開発課の白石

企画開発課の白石

どういう商品にするか、海外の玄関の事例を参考に見ていました。すると、床から天井までつながった、まるで1枚の壁のように収納が作られていたのです。
国内でもそういった商品があるか調査したところ、既製品では見当たらなかったので、床から天井までつながった収納を企画し始めました。

一面の壁のようなノイズレスなデザインの《シュールーム》

一面の壁のようなノイズレスなデザインの《シュールーム》

無限のパターンから選び抜いたバリエーション

―開発で苦労した点はありますか?

苦労したところは、バリエーション決めですね。面材カラーやオプションなど、無限にパターンやアイディアが出てきて、結局どれを採用するかチームでミーティングをし、意見を出し合いながら決めていきました。
Instagramなどで玄関の事例を集めてみると、ベビーカーやゴルフバッグ、傘立てがむき出しの状態で置いてあり、空間のノイズになってしまっていると感じました。そういったものも収納できるようにオプションで下部オープンや傘立てトレーを選択できるようにしています。

オプションの傘立てトレーと、下部オープン

オプションの傘立てトレーと、下部オープン

―その他、こだわった箇所はありますか?

面材の質にこだわりましたね。《シュールーム》《ゲタボックスプラス》のグレードアップ商品と位置付けているので、《ゲタボックスプラス》より面材は触り心地のいいもの、よりマットなものという、質のいいものを採用しています。
あと、扉の小口の仕上げも《ゲタボックスプラス》と異なっており、《シュールーム》は扉をシートで巻いているので、小口に線が現れないようになっています。すごく細かい部分ですが、きれいに見える工夫をしているのです。

《シュールーム》の扉小口は線が現れないようになっている

扉小口の比較(左:《シュールーム》、右:《ゲタボックスプラス》
《シュールーム》の扉小口は線が現れないようになっている

―細かい箇所までこだわっているのですね。《シュールーム》はどんな方におすすめですか?

空間をすっきり見せたい方には《シュールーム》がおすすめです。
収納本体と天井や壁との間に、中途半端な空間が出来てしまったときにも、その間をふさぐ本体同色の幕板をオプションでご用意しています。同色で埋めることで一体感を演出できるので、建築家の方や、設計をされる方にも選んでいただきやすいのではないかと思います。

オプションの幕板や台輪を組み合わせることで最大2720mmまでの高さに調整可能

オプションの幕板や台輪を組み合わせることで最大2720mmまでの高さに調整可能

―《シュールーム》は玄関収納以外でも使用できますか?

玄関だけでなく、どこでも使っていただけると思いますね。
オプションの全面ミラー仕様が一番人気なのですが、空間をより広く見せてくれるので、キッチンや洗面の収納としてご使用いただけたり、クローゼット兼姿見としてご使用いただいてもいいかと思います。
収納量も多いので、リビング収納としてもおすすめです。カラーは室内ドア《ノッポ》と同色をご用意しているので、同色で統一してコーディネートいただけますね。

一番人気の全面ミラー仕様(オプション)

一番人気の全面ミラー仕様(オプション)

抜群の収納量

抜群の収納量

―約6年ぶりの玄関収納カテゴリの新商品開発で、ロングセラーの既存品と差別化し、より質のいいものを追求してできた《シュールーム》。すっきりとした空間を実現したい方にぜひご採用いただきたいですね。

 白石さんありがとうございました!

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