《シャワーブース700》開発秘話:始まりは丸型!?省スペース設計の中で考えられたシンプルデザイン
今回は、2014年12月に発売して以来、改良を重ねて今もなお根強い人気を誇る《シャワーブース700》をご紹介します。

浴室関連商品を扱うきっかけにもなった、先駆け的存在のシャワーブース700
―どのような経緯で《シャワーブース700》の企画が始まったのでしょうか。

《シャワーブース700》を企画・開発した、企画開発課の多田
入社して2年程経ったタイミングで、シャワーブースの開発を始めました。
当時のミラタップ(旧サンワカンパニー)では、まだ浴室関連の商品が少なかったのですが、上司から「まだ世に無いデザインのシャワーブースを作りたい」というオーダーがあり、開発に着手しました。
屋外に設置する"コインシャワー"と呼ばれるものを販売している会社を訪問し、製造会社を紹介してもらって最初の1台を制作しました。最初は現在のような角型ではなく、丸形だったんですよ。

開発当初のシャワーブース(実験的にショールームにも展示されていた)
この1台のシャワーブースをきっかけに、デザインの改良を重ね、できるだけ安価でシンプルなデザインの角型のシャワーブースへと開発がスタートしました。
販売を開始して半年で300台を出荷
―デザインで特にこだわった点を教えてください。

当時、他社でもさまざまなシャワーブースが開発されていましたが、 高価格帯にもかかわらず、ミラーが無く、小さな棚がセットされている形が多かった点に着目しました。
他社と差別化するために、ミラーの下をステンレスパネルのデザインにし、あたかもミラーが縦に1本走っているようなデザインを目指しました。
建築家物件でスペックしてもらえるようになり、次第にミラタップ(旧サンワカンパニー)のシャワーブースとして認知されるようになったのかなと感じます。
現代の多忙なライフスタイルに合ったシャワーブース700
―おすすめの設置場所を教えてください。
サイズは幅700mmで奥行きは2タイプの比較的省スペース設計になっているので、住宅の2階の寝室横で、サッと洗い流せるセカンドバスルームのように設置するのもおすすめです。
また、沖縄などの暖かい気候の地域ではお風呂に浸からずにシャワーで1日数回洗い流す習慣が多いので、その場合にもシャワーブースを設置すると大活躍すること間違いなしです。
公共の場面では、スポーツジム・カプセルホテル・ホステルや賃貸住宅などに設置する需要も増えています。


SOHO物件

ホテル&バーラウンジ
※物件写真は旧仕様です。
―当初はホワイトのみのシンプルな企画から始まりました。今ではブラック系やノウム柄など、さまざまな空間に合わせられるように進化したシャワーブース700の今後に期待しています。
多田さんありがとうございました!
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