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《バーノ》開発秘話:着想はあのアニメから!?人気の超小型キッチン

今回は、2008年10月に発売して以来根強い人気の超小型キッチン《バーノ》の開発秘話をご紹介します。

《バーノ》開発秘話:着想はあのアニメから!?人気の超小型キッチン

かゆい所に手が届く。ちょっとしたスペースに置けるコンパクトキッチン

―どのような経緯で《バーノ》の開発が始まったのでしょうか。

企画開発課の小野

企画開発課の小野

《バーノ》は、賃貸住宅、店舗、オフィスなどの狭小空間に設置できる自由度の高いキッチンということで、オールステンレスの超小型商品として企画がスタートしました。
実際は狭小店舗や歯医者、美容院などの店舗系で人気のある商品となっています。

オールステンレスの超小型商品として企画

―店舗での「ちょっとした洗い物をしたい」というニーズとマッチしたのですね。コンセプトには、非常にユニークな背景があると聞いていますが・・・。

はい。実は《バーノ》のコンセプトは、「ゲゲゲの鬼太郎」に登場する「一反木綿」という妖怪から着想を得ました。
「一反木綿」は薄い布の妖怪なのですが、常に存在感を発揮しています。私たちもこの妖怪と同じように、目立たないけれどしっかりと役割を果たす、そんな商品を生み出したいと考えたんです。

「一反木綿」からインスパイアされたシリーズは、私たちの中で「コットンロールシリーズ」と名付け、《バーノ》の他にも《コトーネ》という商品も企画しました。
《コトーネ》は、ステンレス天板にメラミン化粧板のキャビネットを合わせたミニキッチンで、こちらも根強い人気を誇っています。

―バーノの開発で特にこだわった点はありますか?

価格帯を抑えつつ、コンパクトでもシンク、包丁差し、収納といった最低限の機能は備えることに注力しました。サイズ感と価格のバランスが非常に重要でした。また、オールステンレス製であることやシンクの形状にもこだわりました。一般的なプレスシンクは角が丸いですが、全体的な意匠バランスから、シンクにもシャープでスクエアなラインが必要と考えました。そこでオリジナルの角シンクを採用しています。
東大阪の金属加工技術に長けた製造元の協力のもと、質の高い製品を実現できました。50年以上の歴史を持つ工場で、熟練の職人が一つ一つ丁寧に作り上げています。

熟練の職人が一つ一つ作り上げている《バーノ》

熟練の職人が一つ一つ作り上げている《バーノ》

シャープなラインが際立つ《バーノ》

シャープなラインが際立つ《バーノ》

―開発担当者として、特に気に入っている部分はありますか?

個人的には、手掛け部分のデザインですね。フラットな扉で、デザインを邪魔しないシンプルな手掛けとなっていて、作業中でもサッと開けられるような角度にしています。この細部へのこだわりが、バーノの魅力の一つだと思っています。

手掛け部分

手掛け部分

― バーノはどんな方におすすめでしょうか?

広さは取れないけれど、ちょっとした水場が欲しい方やデザインにこだわりたい方へ特におすすめです。
例えば来客用スペースにも空間を邪魔せずスタイリッシュに設置できるので、どの空間にも合わせやすい設計にしています。
シンクのみを求める方にはW450mm、シンクで洗ったものを干すスペースも欲しいという方にはW750mmがおすすめですね。調理スペースがもう少し欲しいという方にはW900mmを選んでいただきたいです。
また、天板も組み付いた完成形で届くので、設置が非常に簡単です。本体自体は届いたその日に設置してお使いいただけます。

― バーノはどんな方におすすめでしょうか?

―コンパクトながらしっかりとその役割をしっかり果たすというコンセプトが素晴らしい商品ですね。今後も期待しています。

 小野さん、ありがとうございました!

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