注文住宅の間取りを決める際の重要ポイントと注意点
一生に何度もない家の購入、しかもオーダーメイドに近い注文住宅。納得できる住まいにするために、注文住宅の間取りは慎重に検討する必要があります。
子育てのしやすさ、家事動線の効率など、自分たちの住まいで重要なポイントを押さえた上で決定しましょう。 ここでは、注文住宅の間取りを決めるときに重要なポイントや、失敗しないための注意点をご紹介します。
これから注文住宅の間取りを決める方は、ハウスメーカーや設計士、工務店など設計施工業者との打ち合わせ前に、ぜひご一読ください。
注文住宅の間取りを決める際に重要なポイント

まずは、注文住宅の間取りを決めるときに重要なポイントをお伝えします。 理想の住まいに仕上げるために、家族みんなで納得できるまで話し合いましょう。
暮らしたい家のイメージを決める
暮らしたい家を具体的にイメージできると、理想の家づくりがしやすくなります。
たとえば「広々としたキッチンで子どもたちと一緒に料理を楽しみたい!」「考え抜かれた家事動線で共働きでも効率よく家事がしやすい間取りがよい!」のように、想像してみましょう。
書籍や雑誌、Webサイトで 間取りの実例を見ながら、参考にしたい情報を集めておくことをおすすめします。
設計施工業者との打ち合わせで自分たちが暮らしたい家のイメージをきちんと伝えられるように、事前に準備しておきましょう。
希望条件を書き出して優先順位を決める
家族で話し合い 、住まいの希望条件を書き出してみてください。
たとえば「アイランドキッチンが欲しい」「リビング階段を設置したい」「将来的に子供部屋を仕切りたい」といった、さまざまな要望が出てくるはずです。
次に、条件の優先順位を決めます。このとき、自分たちが住まいでもっとも重視したい、家づくりの軸があるとわかりやすいでしょう。
「効率良く家事ができること」「子供と一緒に遊べること」などの軸に合わせて、より優先度の高い条件を見つけます。
あるいは、今の家で不便だと思っていることを書き出しておくのもひとつの方法です。 「収納スペースが少ない」「コンセントの位置が遠い」など、現状の間取りへの不満を参考にしつつ、より便利に生活するための間取りを考えましょう。
家族構成を考慮する
最適な間取りは家族構成によって異なります。子供がいる家庭、夫婦2人の家庭、ご高齢の方がいる家庭など、自分たちの家族構成を考慮して間取りを考えることが大切です。
家族構成によっては、おしゃれな間取りよりも家事動線や安全性に配慮した間取りのほうが好ましい場合もあります 。家族が快適に暮らせる生活空間になるようご検討ください。
間取りを決める際の主な注意点
日当たり
日当たりは冷暖房効率を左右するポイントです。南側の窓には強い日差しを遮るためにすだれやオーニングを設置するなど、日照を調整するために 工夫をすると良いでしょう。
日当たりの良い明るい部屋は一見すると理想的に思えますが、一方で日当たりが良すぎると室内が暑くなりやすい点に留意しておきましょう。
リビングの広さ
家事動線
収納スペース
モノを片付けるために不可欠な、クローゼットや納戸などの収納スペース。
部屋の広さにこだわり収納が狭くなったり、収納の奥行きが深すぎて使いにくくなったりすることがよくあるため、収納するモノに合わせて高さや奥行きを確保しましょう。
シューズクロークやウォークインクローゼットなど、生活スタイルに合わせた収納を検討してみましょう。
コンセントの配置
使いたい家電に対してコンセントの数が足りない、あるいは位置が離れすぎているなどの失敗がよく挙げられます。
間取り図に家電の配置を書き込み、コンセントの数や位置を確認すると良いでしょう。
キッチンの調理家電やリビングのテレビなどに加えて、仕事で使うノートPCやご家族のスマートフォンの充電のためのコンセントも含めて検討しましょう。
家族の理想を叶える注文住宅の間取りを考えよう
注文住宅の間取りを決めるときのポイントや注意点についてお伝えしました。
注文住宅の間取りを考える前に、まずは家族で話し合って希望条件をまとめておきましょう。
現在の家族構成や将来の家族像に合わせて、住みよい間取りをご検討ください。
注文住宅のメリットは、自分たちの希望に合わせて自由に間取りを決められる点です。自由度の高さという長所を活かして、家族にぴったりの間取りを見つけましょう。