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レンジフードのフィルターとは?種類や選び方、掃除手順、取り替え頻度を解説

レンジフードのフィルターとは?種類や選び方、掃除手順、取り替え頻度を解説

レンジフードフィルターとは、文字どおりレンジフードに取り付けるフィルターのことです。油汚れがレンジフードのなかへと入り込むのを防ぐので、お手入れが楽になります。

今回はレンジフードフィルターについて、種類や選び方、取り付け手順、掃除方法、取り替え頻度などを解説します。レンジフードのお手入れの手間を少しでも省きたい方はぜひご覧ください。

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レンジフードフィルターの種類

はじめに、レンジフードフィルターの種類について解説していきます。

レンジフードフィルターには、「金属フィルター」「ガラス繊維フィルター」「不織布フィルター」の3種類があります。それぞれの特徴を見ていきましょう。

金属フィルター

金属フィルターは、定期的に掃除をすれば繰り返し使えるのが特徴です。長く使い続けられるので、もう1つのガラス繊維フィルターに比べて費用面(維持費)の負担が少ないといえます。掃除の手間がかからず、できるだけコストを抑えたい方におすすめです。

ただし、掃除をしないと汚れが溜まり、フィルターとしての役割を果たせなくなってしまう点には注意が必要です。掃除の時間がとれない方は、ガラス繊維フィルターの使用を検討したほうが良いでしょう。

ガラス繊維フィルター

ガラス繊維フィルターは、汚れたら新しいものと取り替える使い捨てタイプです。掃除の手間をかけず、いつでもフィルターをキレイに保ちやすいのが特徴といえます。フィルター掃除に手間や時間をかけたくない方におすすめです。

当然ですが、汚れたタイミングで交換をしなければ、金属フィルターと同様に汚れの侵入を防ぐ役割を果たせなくなってしまいます。また、メーカーの純正商品がないため、レンジフードとの相性によっては効果を実感できない場合もあります。

不織布フィルター

不織布フィルターは、ガラス繊維フィルターと同じく使い捨てタイプです。掃除の手間がかからないうえに、ガラス繊維フィルターに比べて低コストで購入できるのが特徴です。掃除の手間や時間を省きつつ、コストを抑えたい方におすすめです。

一方で、調理中に引火するリスクが高い点には注意が必要です。ガスコンロなどの火気設備について定めた法令「対象火気設備等の位置、構造及び管理並びに対象火気器具等の取扱いに関する条例の制定に関する基準を定める省令」では、燃える可能性のあるものはガスコンロなどの火元から、100cm以上離すことが義務づけられています。

しかし、コンロからレンジフードまでの高さは80〜85cmが一般的。燃える可能性のある不織布フィルターを使用するのは、法令上、危険とされているのです。
※細かい高さの図り方等は地域の消防署によって基準(条例)が違う場合がありますので、各地域でご確認ください。

目安として、コンロからレンジフードまでの高さが100cmに満たない場合は、安全性を考えてガラス繊維フィルターを選ぶことをおすすめします。


レンジフードフィルターの選び方

レンジフードフィルターを選ぶポイントは「種類」「サイズ」「取り付け方」の3つです。

種類

種類は、先ほど紹介した金属フィルター、ガラス繊維フィルター、不織布フィルターの3種類から選びます。

「レンジフードフィルターの種類」の内容を参考に、コンロからレンジフードまでの高さ、コスト、生活スタイルなどを考慮して選びましょう。

サイズ

レンジフードのサイズは製品によって異なります。サイズが合わないレンジフードは取り付けができなかったり、充分に油汚れを防げなかったりするので、ご自宅のレンジフードのサイズにあったフィルターを選びましょう。

取り付け方

レンジフードフィルターには、「磁石やテープで貼るタイプ」「被せるタイプ」の2つの取り付け方があります。

磁石やテープで貼るタイプのレンジフードフィルターは、簡単にキレイに取り付けられるのが特徴です。レンジフードフィルターとしては、こちらがよく選ばれています。

一方で被せるタイプのフィルターは、プロペラ式の換気扇への取り付けに向いています。磁石やテープだと、素材や汚れ次第ではうまく取り付けることができませんが、被せるタイプのフィルターであれば、取り付けできない心配がありません。

どちらも異なるメリットがあるので、ご自宅のレンジフード(換気扇)の種類に合わせて選びましょう。


おすすめのレンジフードフィルター

おすすめのレンジフードフィルター

金属フィルター、ガラス繊維フィルター、不織布フィルター、それぞれにさまざまな商品が販売されていますが、どの種類を選ぶ場合も共通していえるのは、メーカーが販売している純正品がおすすめということです。

非純正品の場合、レンジフードとの相性が合わず、使用しても効果を得られない可能性があります。

メーカーの純正品は金属フィルターが多いですが、なかには使い捨てフィルターを販売しているメーカーもあるので、チェックしてみてください。


レンジフードフィルターの取り付け手順

レンジフードフィルターはたった2ステップで取り付けることができます。

  • ①レンジフードのサイズに合わせてフィルターをカットする
  • ②決められた方法で取り付ける

フィルターをカットする必要があるのは、不織布フィルターなどのサイズが大きい使い捨てタイプです。ご自宅のレンジフードのサイズにぴったりのフィルターは、カットせずに取り付けをします。

サイズが大きいレンジフードフィルターは、カットすることで何度かに分けて使えるというメリットがありますが、カットの手間をかけたくない方は、ご自宅のレンジフードのサイズにぴったりのものを選びましょう。


レンジフードフィルターの掃除手順

レンジフードフィルターの掃除手順

金属フィルターは、長く使い続けるために汚れたら掃除をします。基本的にはつけ置き洗いでキレイになるため、それほど手間はかかりません。

掃除の手順は次のとおりです。

  • ①取り外したフィルターを、洗剤を溶かした60度以下のお湯につける
  • ②①の状態のまま、1〜2時間ほど置く
  • ③スポンジ、歯ブラシを使って汚れを落としていく
  • ④汚れを落としたら水で洗剤を洗い流す
  • ⑤タオルなどで水気を拭き取る

汚れの程度によってはつけ置きする時間を省略して問題ありません。1ヵ月に一度を目安に、こまめに掃除していればひどく汚れることはないでしょう。

ただし、よく揚げ物をする場合はフィルターが汚れやすいので、半月に一度などもう少し短い間隔で掃除することをおすすめします。

フィルターを掃除するときの注意点として、スポンジはやわらかいものを使ってください。また、フィルターの目に沿ってスポンジを動かしましょう。


レンジフードフィルターの取り替え頻度

使い捨てのレンジフードフィルターは掃除ができないため、汚れたタイミングで取り替えます。一般的な取り替え頻度は約3ヵ月に一度、揚げ物をよく作る場合は約1ヵ月に一度が目安です。

汚れたレンジフードを使い続けると換気効率が落ちるうえに、火災が起こるリスクが上がってしまいます。

目安は約3ヵ月、または約1ヵ月に一度ですが、汚れが気になってきたら取り替えておくと安心です。


フィルターレスレンジフードはお手入れが簡単

レンジフードのお手入れの負担が気になる方は、フィルターレスレンジフードに交換するのもおすすめです。

フィルターレスレンジフードは、文字どおりフィルターがないレンジフードで、内側にあるファンが高速回転することで、羽根についた油汚れを落とし、レンジフード本体内部へ油が入り込むのを防ぎます。

レンジフード自体の定期的な掃除は必要ですが、フィルターの掃除・取り替えは不要なので、お手入れの負担を軽減できるのが魅力です。レンジフードやフィルターのお手入れに時間と手間をかけたくない方は、フィルターレスレンジフードへの交換を検討してはいかがでしょうか?

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富士工業スリムフード

低天井・梁対応で、さまざまなキッチンに取り付けやすいシンプルデザインのスリム形レンジフードです。

フィルターレス構造に加え、継ぎ目のないオイルパネルを採用するなど、お手入れしやすさを考えたデザインになっています。

スタンダードな機能を備えた使いやすさも魅力です。

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ケーシング内面を経由してオイルトレーに油を回収する「i-Drop方式」を採用したステンレス製のレンジフードです。これによりフィルターレスを叶え、面倒な掃除の負担を減らしています。

LED照明の2灯搭載による省電力化や見やすいモード表示など、機能面も充実しています。

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まとめ

掃除する女性

この記事ではレンジフードフィルターについて、種類や選び方、取り付け手順、掃除方法、取り替え頻度などを解説しました。

レンジフードフィルターは、正しく使えばレンジフードに付着する汚れを軽減し、お手入れの手間を省いてくれます。今まで使っていなかった方は、この記事を参考にして取り付けてみてください。

掃除や取り替えが大変と感じる場合は、フィルターレスレンジフードに交換することをおすすめします。フィルター掃除・取り替えの手間がないにも関わらず、フィルターを取り付けたときのように本体が汚れにくいので、お手入れの負担をぐっと減らしてくれます。

レンジフードの汚れは換気効率の低下や火災などのトラブルにつながるので、できるだけキレイな状態を保ちやすいような工夫をしましょう。

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