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止水栓とは何か?元栓との違いや開閉方法についても解説

止水栓とは何か?元栓との違いや開閉方法についても解説

水回りのトラブルが起こったときのために知っておきたい器具の1つに「止水栓(しすいせん)」があります。例えば水漏れが起こったときや水道の故障時に、止水栓を閉めることで一時的に対処します。

この記事ではそんな止水栓について、開閉方法や設置されている場所を解説します。混同されがちな元栓との違いについてもまとめています。

目次 開く

1.そもそも止水栓とは何か

止水栓とは、緊急時のために設けられている水栓のことです。給水管と給水器具の間にあり、水量の調節をおこなうことができます。

例えば水漏れが起こったときや水道が故障したとき、水道のメンテナンスをするときに、止水栓を閉めることで水を一時的に止めることが可能です。


2.元栓との違いは

同じく水量の調節をおこなえる器具に元栓があります。元栓をご存知の方は、止水栓とどのような違いがあるのか気になるのではないでしょうか。

止水栓と元栓は、水を止められる場所の範囲が違います。

止水栓はトイレやキッチンなど、ある一箇所の水を止めるために設けられています。一方で元栓は、家全体の水を止めることができます。

以上のような違いがあるため、例えばキッチンの水道にトラブルが起こった場合は、キッチンの止水栓を閉めることでトイレやお風呂などほかの場所に影響を与えず、キッチンの水道のみ水を止めることが可能です。


3.止水栓の開閉方法

止水栓には3つのタイプがあります。

ここではタイプ別に止水栓の開閉方法を紹介するので、いざというときに慌てないよう覚えておきましょう。

3-1外ネジタイプ

外ネジタイプ

配管から突き出ているタイプの止水栓で、主にトイレによく利用されています。

外ネジタイプの止水栓は、マイナスドライバーを利用して開閉します。

【開け方】

  1. 1.溝にマイナスドライバーを差し込む
  2. 2.マイナスドライバーを反時計回りにゆっくりまわす

【閉め方】

  1. 1.溝にマイナスドライバーを差し込む
  2. 2.マイナスドライバーを時計回りにゆっくりまわす

3-2内ネジタイプ

内ネジタイプ

配管から突き出していないタイプの止水栓です。

基本的な開閉方法は外ネジタイプと同じですが、溝が突き出ていないことからマイナスドライバーを差し込みにくい場合があります。水栓ドライバーを用意しておくことをおすすめします。

【開け方】

  1. 1.溝にマイナスドライバーを差し込む
  2. 2.マイナスドライバーを反時計回りにゆっくりまわす

【閉め方】

  1. 1.溝にマイナスドライバーを差し込む
  2. 2.マイナスドライバーを時計回りにゆっくりまわす

3-3ハンドルタイプ

ハンドルタイプ

蛇口のように、ハンドルがついているタイプの止水栓です。

開閉時にマイナスドライバーなどの器具が必要なく、手で開閉することができます。

【開け方】

  1. 1.ハンドルを手で握る
  2. 2.反時計回りにゆっくりまわす

【閉め方】

  1. 1.ハンドルを手で握る
  2. 2.時計回りにゆっくりまわす

4.止水栓が設置されている場所

最後に、止水栓が設置されている場所についてまとめました。止水栓を探すときの参考にしてください。

4-1トイレ

トイレ

トイレの止水栓は多くの場合、タンク後ろ側の壁または床に設置されています。床に設置されている場合は、見えないようにカバーパネルで覆われていることがあるので探してみてください。

トイレタンクからパイプをたどれば簡単に見つけられますが、自宅のトイレにウォシュレットが設置されている場合、ウォシュレットの止水栓もトイレ内にあります。間違えないように注意しましょう。

ウォシュレットが設置されている場合は事前に電源を切っておくと、水が飛び散る心配がなく安心です。

4-2キッチン

キッチン

キッチンの止水栓は、基本的にシンクの下に設置されています。床下から蛇口まで2本の給水管が伸びていて、その間に見つかるはずです。

ご家庭によっては、給水管が見えないようカバーで覆われていることがあります。その場合はまずカバーを外しましょう。

カバーはネジで固定されているケースがほとんどなので、事前にドライバーを用意しておくことをおすすめします。

4-3お風呂

お風呂

お風呂の止水栓は、基本的に蛇口の下に2つ、水用とお湯用が設置されています。右側の止水栓が水用、左側の止水栓がお湯用です。

お風呂の止水栓はマイナスドライバーで開閉するタイプが多いので、あらかじめ用意しておきましょう。

ご家庭によっては、見えない場所の壁にハンドル式の止水栓が設置されているケースもあります。蛇口の下に見当たらない場合は探してみてください。

4-4洗面台

洗面台

洗面台の止水栓は、基本的に洗面台下に設置されています。

キッチンと同様、蛇口まで給水管や給湯管のパイプが伸びていて、そのパイプ上にハンドルタイプの止水栓があります。

4-5給湯器

給湯器の止水栓は基本的に本体の下に設置されていて、「給水バルブ」とも呼ばれます。

いくつかの種類があるなかで、一般的な家庭では「単水栓」「湯水混合水洗」の2種類のうち、いずれかが使われています。

単水栓は水とお湯の一方のみを選べるタイプで、両方を混ぜて使用することができません。

湯水混合水洗は給水管と給湯管が繋がっていて、水とお湯を混ぜて温度調節ができます。

給湯器の止水栓の位置はメーカーや型番によって異なるため、必要の際は取扱説明書をご確認ください。


5.まとめ

洗面台をみる

この記事では止水栓について、開閉方法や設置されている場所を解説しました。

普段は意識することのない止水栓ですが、水回りのトラブルが起きたとき、一時的な対処をするために必要な器具です。例えば水漏れのトラブルならば、止水栓を閉めることで水の流れを止め、被害が拡大することを防ぐことが可能になります。

いざというときに慌てないよう、閉め方や設置されている場所を覚えておきましょう。

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