【令和版】美容室・理容室の内装マニュアル~おしゃれ&集客力ある店のデザイン・費用相場・事例~
美容室・理容室をおしゃれな内装にするための基礎知識
内装デザインに取り掛かる前の必須準備
美容室・理容室の内装を考える際、いきなり壁紙や照明などの「モノ」から選び始めてはいけません。最も重要なのは、「どのようなサロンにしたいのか」という軸となる方針(コンセプト)を固めることです。
方針が曖昧なままデザインを進めると、素材選びの基準がぶれ、最終的に統一感のない空間になってしまいます。施工業者との打ち合わせ精度を高め、完成後の「イメージのズレ」を防ぐためにも、以下の2点を言語化しておきましょう。
「目指すおしゃれ」を具体的に言語化する
「おしゃれな店」という言葉の定義は人それぞれです。「カフェのような温かみ」を求める人もいれば、「ホテルのような高級感」を求める人もいます。 この感覚のズレを解消するために、「ナチュラル×カフェ風」「モノトーン×ホテルライク」といったキーワードで絞り込みましょう。言葉と併せて、SNSや雑誌で見つけた理想に近い画像を集めておくと、施工会社との共通認識を持ちやすくなります。
「コンセプト」と「ターゲット層」を明確にする
内装デザインの軸になるのが、サロンのコンセプトとターゲット層です。コンセプトはお店が提供する価値や体験のことで、ターゲット層はその価値を届けたいお客様のことです。
たとえば同じ美容室でも、20代女性向けのトレンドサロンと40代以上の大人女性向けの落ち着いたサロンではふさわしい内装が変わります。コンセプトを整理する際は、5W1Hの活用が有効です。
内装の方向性を定めるために、以下の項目を具体的に書き出してみましょう。
・Who(誰に):ターゲットの属性・ライフスタイル
例:仕事帰りの自分へのご褒美を求める30代の働く女性、育児の合間にリフレッシュしたいママ層、流行に敏感なSNS世代の学生、身だしなみを整えたいビジネスマンなど。
・When(いつ):来店頻度や時間帯
例:平日の仕事帰り、休日の午前中、お買い物のついで、数ヶ月に一度のメンテナンスなど。
・Where(どこで):立地とサロンの役割
例:駅チカの利便性が高い場所、住宅街にある隠れ家的なプライベート空間、商業施設内のにぎやかなエリア、日常を忘れられる郊外の開放的な場所など。
・What(何を):提供するメニューと価値
例:髪質改善に特化したヘアケア、短時間で決まるトレンドカット、フルフラットシートでの本格ヘッドスパ、丁寧なカウンセリングと癒やしの時間など。
・Why(なぜ):選ばれる理由・ベネフィット
例:高い技術力で悩みを解決してくれるから、非日常的な贅沢感を味わえるから、短時間で効率よく綺麗になれるから、スタッフとの会話で元気になれるからなど。
・How(どのように):体験のプロセスと雰囲気
例:カフェのような落ち着いた空間でリラックス、自然光が差し込む明るい空間で開放感に浸る、完全個室で人目を気にせず過ごすなど。
これらが曖昧なままだとデザインの選択肢が広がりすぎて判断軸を失い、結果として「なんとなくおしゃれだけど個性がない」空間になりかねません。コンセプト設計の道しるべとして5W1Hを活用し、方向性のブレをなくしましょう。
美容室・理容室で人気の内装デザイン・テイスト
おしゃれな空間づくりのヒントとして、代表的なデザインテイストの特徴をまとめました。
【ナチュラル】木目や植物を活かした温もりある空間
ナチュラルテイストの内装は、木目や観葉植物を活かし、白やベージュを基調としたスタイル。幅広い層に好まれ、特にリラックスを重視するサロンに最適です。
特に、リラックスや癒しを重視する30〜40代女性をターゲットにしたサロンや地域密着型のアットホームなコンセプトの美容室との相性が抜群です。
ただし、ナチュラルに寄せすぎると家庭的な印象が強くなり、サロンらしい特別感が弱まる場合もあります。照明やミラー、カウンターの素材で少しだけ上質感を加え、親しみやすさとおしゃれさのバランスを整えましょう。
【モダン】都会的でスタイリッシュなデザイン
モダンテイストは、モノトーンや直線的なラインを強調した、洗練されたデザイン。高級感と清潔感を両立したい都市型の店舗に向いています。
清潔感と高級感を同時に演出したいサロンにうってつけで、トレンドに敏感な20〜30代や、品質とセンスにこだわる層をターゲットにした店舗との相性がよいでしょう。都市部や駅近の立地にもなじみやすいテイストです。
一方で、黒やグレーを多用すると冷たい印象になりやすいため、木目や間接照明を取り入れて温度感を調整するとよいでしょう。受付や待合スペースに天然木のようなやわらかい印象を与える素材を使うだけでも、入店のしやすさが高まります。
【インダストリアル】無骨でエッジの効いた質感
ブラックやグレー、ダークブラウンを基調とし、コンクリート打ちっぱなしの壁・アイアン素材の什器やインテリア・むき出しのダクトや配管など、無骨な素材感を意図的に活かします。メンズ特化の理容室や、個性的な個人の感性を出すサロンで人気です。
トレンドに敏感な10〜30代の男性客や、個性とエッジの効いたセンスを求めるユーザーをターゲットにしたサロンと特に相性がよく、メンズ特化の理容室にも広く採用されているテイストです。
冷たい・暗いといった印象になりすぎないように、ウッド素材や観葉植物をバランスよく取り入れるとよいでしょう。
【ラグジュアリー】非日常感を味わう上質空間
ラグジュアリーテイストは、大理石や真鍮(しんちゅう)など、贅沢な素材を用いたスタイル。高単価メニューや完全予約制サロンにふさわしい、特別な体験を提供します。30〜50代の大人世代や、空間の上質さにも価値を感じるお客様に響きやすいテイストです。
一方で、素材や照明、造作家具にこだわるほど費用は上がりやすくなります。すべてを高級仕様にするのではなく、受付・セット面・シャンプースペースなど、印象に残る場所へ重点的に予算を配分するなど優先順位を明確にしておくとよいでしょう。
【ミニマル】洗練された引き算の美学
ミニマルテイストは、 余計な装飾を削ぎ落とした、余白を楽しむデザイン。こだわりのある大人世代や喧騒から離れた静かな時間を求めるお客様をターゲットにしたサロンに向いています。
ただし、ミニマルな空間は収納不足が目立ちやすい点に注意が必要です。美容室・理容室ではカラー剤・タオル・ドライヤー、清掃用品など、多くのものが必要です。見せるものと隠すものを整理し、収納計画まで丁寧に考えるのが成功のポイントです。
【ヴィンテージ・アンティーク】経年変化を楽しむ個性
ヴィンテージ・アンティークテイストは、経年が生む独特の味わいと個性を表現するデザインです。使い込まれたようなエイジング加工・レトロなミラーフレーム・古道具などを活用すると、新品では出せない時を経た美しさが空間に深みを与えます。
トレンドへの感度が高い20〜40代のお客様や、空間そのものを楽しみたいお客様にも印象に残りやすいでしょう。チェーン店にはない「隠れ家感」や独自の世界観を演出できます。
一方で、小物や色味を増やしすぎると雑然とした印象を与えかねません。年代感や素材感をある程度揃え、空間全体のトーンを整えるセンスが求められます。
おしゃれと居心地を両立させる「5つのコツ」
見た目の美しさはもちろん、「過ごしやすさ」と「働きやすさ」を両立させてこそ、長く愛されるサロンになります。
1.店舗の印象を左右する「配色ルール」
「ベースカラー:メインカラー:アクセントカラー」のバランスを意識します。色数は1〜2色に絞り、ロゴから什器まで一貫させることでブランド力が高まります。
白やベージュを中心にすれば清潔でやさしい雰囲気に、黒やグレーを使えば都会的で引き締まった印象になります。ブラウンやグリーンを取り入れると、自然で落ち着いた空気感を出しやすいでしょう。
また、エリアごとの役割に合わせた配色も大切です。待合スペースは落ち着ける色・セット面は顔色や髪色が見えやすい色・シャンプースペースはリラックスしやすい暗めのトーンにするなど、過ごし方に合わせて調整しましょう。
2.デザイン性と機能性を兼ね備えた「素材選び」
素材は見た目の印象と日々の使いやすさの両方を左右します。たとえば木材は温もりと親しみやすさを、石材や大理石調の素材は高級感を、アイアンや金属素材はシャープな都会感を空間に与えるでしょう。
美容室は薬剤を扱うため、耐汚性・耐水性は必須です。床には傷に強いフロアタイル、カウンターには人工大理石など、メンテナンスのしやすさも考慮しましょう。
デザイン性と清掃性を両立させる素材を選べば、清潔でおしゃれな空間をキープしやすくなるでしょう。
3.エリアごとの役割に合わせた「照明計画」
施術スペースは髪色を正確に確認できる「昼白色」、シャンプー台周辺はリラックスできる「電球色」など、ゾーニングに合わせた配置が重要です。
待合スペースやシャンプー台周辺は電球色(2,700〜3,000K)にすると、お客様がリラックスしやすい落ち着いた雰囲気を演出できるでしょう。ペンダントライトなどのアクセント照明を加えるのもおすすめです。
4.コンセプトを体現する「家具・什器」
セットイスやミラーは、お客様が最も長く触れる要素です。空間のライン(直線的か曲線的か)に合わせ、細部まで世界観を統一しましょう。
たとえばクールなモダンテイストを目指すなら、無駄な装飾のないブラックレザーのセットイスとシャープな金属フレームのシンプルなミラーを採用すると全体が引き締まるでしょう。ナチュラルテイストなら、ファブリック素材のやわらかなチェアに無垢材の温かいミラーフレームが似合います。
素材感やカラーリング、直線か曲線かといったフォルムのラインに至るまで、すべての方向性をコンセプトに沿って揃えるのがおしゃれな店舗内装の秘訣です。
5.効率を最大化する「動線設計」
「スタッフが動きやすい → 施術に集中できる → お客様の満足度が上がる」という好循環を生み出すためにも、動線設計は内装計画において重視すべき要素です。
スタッフの作業動線はできるだけ短い距離でつなぐように配置し、効率よく動ける動線を確保しましょう。
お客様の動線では、初めて来店した人でも迷わず動けるレイアウトにすると、安心感を与えられるでしょう。お客様が隣の施術を気にせずリラックスできるよう、セットイス同士の間隔は最低でも90〜100cm程度を確保することも大切です。
特にリラックス感を重視する場合は、スタッフとお客様の動線が交差しないレイアウトを検討してください。
美容室・理容室の内装工事の費用相場
美容室・理容室の内装工事費用は、物件の状態によって大きく異なります。一般的な目安として、スケルトン物件では坪単価40万〜70万円程度、居抜き物件では坪単価30万〜40万円程度がひとつの目安です。
スケルトン物件は床・壁・天井・給排水・電気・空調などを一から整えるため、費用が高くなる傾向にあります。居抜き物件は既存設備を活用できれば費用を抑えられますが、設備の劣化やレイアウト変更が大きい場合は追加費用が発生します。スケルトンに近い費用がかかるケースもあるため、物件を契約する前に設備や間取りの状況を確認しましょう。
また、これはあくまで内装工事費の目安です。美容機器や什器などは別途費用となるため、工事費だけで総額を判断せず、開業費用の全体像を見据えた無理のない予算計画を立てましょう。
内装工事費用を賢く安く抑える3つのアプローチ
1.居抜き物件の戦略的活用
居抜き物件とは、前テナントの内装・設備がそのまま残された状態で借りられる物件です。
シャンプー台の給排水設備・エアコン・電気配線などがすでに整っていれば新たに設備を設置する範囲を絞れるため、スケルトン工事と比べてコストを数百万円単位で抑えられるケースもあります。
施工範囲が小さくなるぶん工期も短くなって空家賃が発生する期間も短縮でき、早期開業・早期回収につながる点もメリットです。
しかし、設備の老朽化が進んでいたり大幅に間取りを変更したりする場合はかえって改修費がかさむ恐れもあるため、物件契約時には慎重に内見しましょう。
2.「施主支給」の活用
施主支給とは、施主自身が設備や建材を購入して現場に支給する方法です。
鏡・照明・洗面ボウル・タオルハンガーなどは業者経由で発注すると仕入れ値に中間マージンが上乗せされますが、施主支給にすればその分のコストをカットできます。予算を抑えながら自分好みのデザインを選べる点も大きな魅力です。
しかし、支給品の納期遅れや寸法ミスは工事全体のスケジュールに影響するため、支給可能な品目・納品タイミングについて施工会社と細かくすり合わせる必要があります。
3.複数業者での相見積り
内装工事は同じ条件でも業者によって見積り金額が変わります。1社だけで決めるとその価格が適正なのか判断しづらいため、基準を把握するためにも複数業者からの相見積りが大切です。
比較するときは、総額だけでなく内訳を確認しましょう。解体工事・造作工事・電気工事・給排水工事・空調工事・照明・設計費・諸経費などがどのように計上されているかを見ると、費用の妥当性を判断しやすくなります。
3社程度から見積りを揃えれば工事内容ごとの相場感が把握でき、「他社ではこの価格だった」という交渉材料にもなるでしょう。
必須チェック!保健所の構造設備基準
おしゃれなだけでなく、法的な基準をクリアしなければ開業できません。以下の3点は設計段階で必ず確認しましょう。
作業エリアと待合室の明確な分離
保健所の構造設備基準では、美容室の作業室の床面積は13平方メートル以上(有効面積)が必要です。
この面積には待合スペースやトイレ・バックルームは含まれず、施術を行うエリアのみが対象となります。作業室には施術中のお客様以外をみだりに立ち入らせてはならず、待合スペースは衝立やケースなどで作業室と視覚的・物理的に明確に区分しなければなりません。
内装設計の段階でこの区分けを考慮しないと保健所の現地検査で指摘を受け、開業が遅れる原因にもなるため注意しましょう。
また、管轄の保健所によって基準が異なる場合があります。具体的な数値については、事前に必ず所管の保健所に確認してください。
不浸透性素材の使用
美容師法施行規則では、作業室の床および腰板にはコンクリート・タイル・リノリウム・板等、液体が染み込まない不浸透性材料の使用が義務付けられています(※)。カラー剤や薬剤が床に落ちやすい美容室では、素材が液体を吸収すると衛生管理が困難になるためです。
畳やカーペットはこの基準を満たさないとされており、作業室への使用は認められません。
換気・採光・照明の基準
美容師法施行規則では作業面の照度は100ルクス以上が義務付けられており(※1)、衛生管理要領では300ルクス以上が望ましいとされています(※2)。
換気については、美容所内の炭酸ガス濃度を0.5%(5,000ppm)以下に保てる設備が必須。衛生管理要領では、望ましくは炭酸ガス濃度1,000ppm以下・一酸化炭素濃度10ppm以下とされています(※2)。
雰囲気づくりのために照明を暗くしすぎたりデザイン優先で換気設備を軽視したりすると、検査で指摘を受ける可能性があるため注意しましょう。
事例で学ぶ!失敗しない依頼先選び
【事例9選】こだわりが光る美容室・理容室の施工事例
内装づくりで失敗を避けるためには、完成形を明確にイメージする必要があります。実際の施工事例を見て、自分の理想のイメージを膨らませましょう。
事例1:無骨と温もりが交差するインダストリアルサロン
打ちっぱなしコンクリートの壁・天井が印象的な、インダストリアルテイストの美容室の内装です。無骨なダクト配管をあえて露出させ、無機質な空間にデザイン性を持たせています。
床はダークグレーの大判タイルを採用し、重厚感を演出。ダークブラウンのレザーシャンプー台と温かみのあるウッドの収納キャビネットにより、コンクリートの冷たさと絶妙なコントラストを生み出しました。
スポットライトの照明が空間全体を引き締め、洗練されたサロンの雰囲気を醸し出しています。
2席のセット面を左右に配置し、中央にウッド調の収納什器を設けて限られた空間でも整然とした施術スペースを確保しています。
壁面のミラーは必要最小限のサイズに抑えられており、装飾を増やしすぎないことで、素材感や余白を活かした静かな印象に。都市中心部の喧騒を受け止めながらも店内では落ち着いて過ごせるよう、視線や空間の抜け感にも配慮しています。
シンプルな構成の中に機能性と上質感を両立した、「都市の小さな避難所」を目指した理容室です。
・ミラタップで取り扱っている商品
事例2:温もりと洗練さが共存する美容室
グレーのモルタル調の壁・天井をベースにウォルナット系のウッド棚やブラインドを組み合わせた、ナチュラルなインダストリアルテイストの内装デザインです。
白いヘキサゴンタイルとホワイトキャビネットが清潔感を添え、ドライフラワーのスワッグがやわらかなボタニカルアクセントとして空間を彩っています。
シャンプースペースを中心に、施術中のお客様がゆったり過ごせる落ち着いた空間に仕上げています。中央に配置されたシャンプー台は、黒のベースに白いボウルを組み合わせることで空間全体を引き締める存在に。グレーの壁や天井になじみながらも、清潔感とプロフェッショナルな印象を与えています。
窓まわりにはブラウンのブラインドを採用し、外からの視線や光の入り方を調整できる実用性も確保。右側には手元作業に使いやすいカウンターと収納をまとめ、タオルや備品をすっきりしまえる構成になっています。
・ミラタップで取り扱っている商品
- 洗面ボウル(洗面器)《Cスルー グレージュ 》
- インテリア・家具《SWING BIN M ホワイト×ウォルナット 》
- 洗面混合水栓《ボーグエクステ混合水栓》
- 洗面台(洗面化粧台)《リクレール ホワイト 引出しタイプ W900》
- ミラー(鏡)《アールミラー W600 ブロンズ》
事例3:白と木の温もりが包む癒しのサロン
白を基調とした清潔感あふれるナチュラルテイストの美容室です。ウッド調のドアや枠材が温かみを加え、ペンダントライトがやわらかな灯りをプラスしています。
壁に設けられたニッチ棚には間接照明を仕込み、おしゃれなディスプレイコーナーがアクセントになっているのもポイント。セット面には明るい木目のカウンター棚と木枠ミラーを採用し、ブラックフレームの室内窓は、空間を視覚的につなぎながら洗練された雰囲気を演出しています。
ホワイトを基調にベージュグレーのアクセントクロスで構成し、シンプルで落ち着きのあるシャンプースペースに仕上げました。
吊り戸棚の下に仕込まれたライン状の間接照明がウッドキャビネットをやわらかく浮かび上がらせ、空間全体に上質なホテルライクな雰囲気を醸し出しています。
一枚板のカウンターにブラックの角型ボウルを合わせた手洗いコーナーも印象的。ナチュラルな中に黒を効かせ、甘くなりすぎない洗練された空間に仕上がっています。
・ミラタップで取り扱っている商品
- 洗面ボウル(洗面器)《フッカ 450 ブラック》
事例4:ホテルライクな上質洗面空間
薄暗い空間にブラケットライトが温かみのある光を放ち、まるでホテルのパウダールームのような上質な雰囲気を演出している洗面スペースです。
美容室の全面リニューアルにともない、郊外で洗練された落ち着ける空間を目指してブラッシュアップ。テラゾー調のバックスプラッシュが個性的で、壁に飾られたアート作品も空間に個性を添えています。
カウンター一体型のグレーの洗面ボウルが、洗面スペース全体にすっきりとした印象を与えています。
天板からボウルまでを同系色でまとめ、余計な凹凸や装飾を感じさせないミニマルで上質な雰囲気を演出。マットブラックの水栓金具とシルバーのソープディスペンサーの組み合わせが、細部までこだわり抜かれたデザイン性を感じさせます。
・ミラタップで取り扱っている商品
- 洗面台(洗面化粧台)《フィーネ洗面》
事例5:木・緑・光の温もりが重なるサロン
打ちっぱなしコンクリートの天井・梁をそのまま活かしたインダストリアルな空間に、明るい木目のチェアとキャビネットを組み合わせた施術スペースです。
キャビネットにはサロン用品が、窓際に設けられた棚には雑誌や書籍がずらりと並び、まるでおしゃれなセレクトショップのような雰囲気を演出。観葉植物のやわらかさと無機質なコンクリートが生むコントラストも魅力的です。
美容室に併設されたショップエリアではラインライトが棚全体を均一かつ温かく照らし、ヘアケア用品などの商品を美しくディスプレイしています。観葉植物を各棚の上段に点在させ、物販スペースながらもナチュラルな雰囲気を演出しているのがポイントです。
手前のカウンターはグラデーションを楽しめるブラウン調のタイルで仕上げられ、ウッド棚のナチュラルトーンと調和しています。
・ミラタップで取り扱っている商品
- キッチン水栓《シングルレバー混合水栓 K8751JV-13》
事例6:伝統と現代が交差するヴィンテージサロン
唯一無二の雰囲気を醸し出すヴィンテージテイストの美容室の事例。経年変化した木の柱や梁などをあえてそのまま露出させた躯体現しの構造が、風情と素材感を感じさせています。
ダークグリーンのタイルを採用し、床から壁の腰高まで一面に張り巡らせた大胆なデザインもおしゃれなポイント。古材の温かみとタイルの硬質感が生むコントラストが、他にはない個性的なサロンを演出しています。
タイル張りの階段が床や壁と連続しており、まるで彫刻作品のようなアート性の高いインテリアを生み出しているのも特徴の一つ。日本の伝統的な建築美と現代的なデザインが融合しており、一般的な美容室・理容室では出会えないような空間体験を提供しています。
・ミラタップで取り扱っている商品
- タイル《アルジーレ》
事例7:光と陰影を巧みに操った美容室
ライトグレーの壁を背景にバックライト付きの丸ミラーを3面並べたセット面が、空間の主役として大きな存在感を放っている事例です。
各ブースをホワイトのパネルで仕切り、適度なプライバシーを確保しながらも開放感を損なわない絶妙なバランスを実現。同じくホワイトで統一したチェアと明るい木目調のカウンターが、清潔感と温かみをもたらしています。
洗面スペースは全体をシックな雰囲気で統一。バックライトを備えた円形ミラーは、暗闇に浮かんでどこか神秘的なビジュアルを演出しています。
ウッドカウンターの上には、オーバル型の白い置き型洗面ボウルを設置。天井の小さなダウンライトがカウンター面をピンポイントで照らし、陰影のコントラストがさらに深まって静寂の中に美しさを感じさせています。
・ミラタップで取り扱っている商品
- 洗面所収納(洗面収納)《ピッタラ》
- ミラー(鏡)《マルーンミラー LED φ500 マットゴールド》
事例8:リラクゼーションと開放感を兼ね備えたサロン空間
ホワイトと明るい木材で統一した、清潔感あふれるシャンプールームです。
背もたれとフットレストが一体化したオフホワイトのシャンプーチェアを2脚対称に配置し、リラクゼーションを重視したゆとりある空間を設計。天井にはホワイトのレール照明とケーブルを斜めに走らせたデザインが採用されており、シンプルな空間に程よい動きとデザイン性が加えられています。
奥の造作棚にはトリートメント剤が整然と並べられ、機能性と見せる収納を両立しているのがポイントです。
施術スペースは、自然光あふれる開放的な空間に仕上げました。施術中に自然の景色を楽しめるという、都市型サロンにはない贅沢な体験を提供しているのがポイントです。
ブラウンのレザーとブラックスチールフレームを組み合わせたヴィンテージ調のスタイリングチェアは、白を基調としたシンプルな空間におしゃれなアクセントを加えています。
・ミラタップで取り扱っている商品
- タイル《リバーサイド》(廃番)
美容室・理容室の内装デザイン会社の選び方5つのポイント
美容室・理容室の内装は、専門知識のある会社を選べるかどうかで仕上がりが大きく変わります。失敗を避けるために、依頼先選びで確認したい5つのポイントを押さえておきましょう。
1.美容室・理容室の施工実績が豊富か
美容室・理容室の内装には、保健所の構造設備基準への対応・シャンプー台の給排水設備・カラー剤に強い素材選びなど、一般の店舗とは異なる専門的な知識が求められます。
施工実績が豊富な会社であれば業種特有の要件を熟知しており、設計段階から法令遵守と使いやすさ、デザイン性を兼ね備えた提案が期待できるでしょう。逆に実績が少ない会社に依頼してしまうと、保健所の検査で指摘を受けたり開業後に「使いにくい動線だった」と気づいたりするリスクも少なくありません。
依頼前には公式サイトなどから過去の施工事例を確認し、理想のコンセプトや規模に近い実績があるかを見極めましょう。
2.コンセプトや要望を汲み取った提案をしてくれるか
初回の打ち合わせで「こちらの要望をじっくり聞いてくれるか」「質問や提案が的外れでないか」を確認しましょう。どれだけ技術力が高い会社でも、オーナーのコンセプトや要望を正確に汲み取れなければ理想とかけ離れた空間が完成してしまうためです。
優れた内装デザイン会社であれば「こんな感じにしたい」といった曖昧なイメージも、具体的な素材・色・照明・レイアウトに落とし込んでイメージを整理してくれます。また、予算や工期とのバランスも踏まえ、現実的な選択肢を示してくれるでしょう。
十分なヒアリングもないまま進めようとする会社は、完成後にイメージのズレを招くリスクがあるため注意が必要です。
3.デザイン性だけでなく機能性・動線を考慮しているか
おしゃれな内装にするのは大前提ですが、実際に働く場所である以上、機能性と動線の設計がともなわなければ店舗として成り立ちません。
シャンプー台とセットイスの距離が遠すぎる、スタッフとお客様の動線が交差してしまうといった設計ミスがあると、後から修正する場合に大きなコストがかかるため注意が必要です。
デザイン力が高いだけでなく「1日何名を施術する想定か」「スタッフは何人か」といった運営実態まで踏まえ、働きやすい動線設計を考慮できる会社を選びましょう。
4.見積りの内訳が明確で適正価格か
見積りは、総額だけでなく内訳で判断しましょう。
「内装工事費一括」のような、工事費・設計費・諸経費がひとまとめにされた不透明な見積りには要注意です。後から追加費用が発生しやすく、最終的な総額が当初の想定を大きく上回るリスクがあります。
信頼できる会社であれば、工事項目ごとに数量・単価・金額を明示した詳細な見積書を提示してくれるでしょう。
総額の安さだけで判断せず、内訳の透明性と説明のわかりやすさを通じて会社の誠実さを測るのが肝心です。
5.アフターフォローや保証がしっかりしているか
開業後に水回りのトラブル・建具の不具合・設備の不調が発生するのはめずらしくありません。確認しておきたいのは、何かトラブルが生じた際に迅速に対応してくれる体制が整っているかどうかです。
保証の対象範囲・対応窓口・対応スピード・対応期間などは会社によって大きく異なるため、契約前に詳細を必ず書面で確認しましょう。安心して営業を続けていくためにも、開業後に長く付き合える会社かどうかを見極める必要があります。
理想の美容室・理容室の内装を実現するなら
理想の美容室・理容室をつくり上げるためには、専門的なノウハウを持つプロに相談しながら自分のこだわりを反映するのが成功の鍵です。
その際、初期費用を抑えつつデザイン性にも妥協したくない場合は、ご自身でおしゃれな設備や建材を手配する「施主支給」の活用がおすすめ。施主支給を取り入れれば、洗面ボウルやミラーひとつに至るまで理想のアイテムを選び抜けます。
弊社・ミラタップは店舗空間に映えるおしゃれな建材や設備を幅広く取り揃えており、施主支給にも柔軟に対応可能です。業者任せでは叶えられない自由なデザインとコストダウンを両立したい方は、ぜひお気軽にご相談ください。
美容室・理容室の内装に関するよくある質問(Q&A)
Q.10坪のような小さな店舗でもおしゃれな内装にできますか?
10坪ほどの小さな店舗であっても、工夫次第で十分おしゃれな空間になります。むしろ小規模だからこそコンセプトに徹した美容室をつくりやすく、個性と世界観の際立つサロンに仕上げやすいともいえるでしょう。
アイデアの例として、窮屈感や圧迫感が気になる場合は壁一面に大きな鏡を設置すると空間を広く見せられます。白やベージュなどの膨張色をベースカラーにするのも、圧迫感の軽減に効果的。視界の抜けをつくって広さを感じさせたい場合は、足元の空間が隠れないよう脚が細く床の見える面積が広い家具を選ぶとよいでしょう。
Q.美容室・理容室の内装は、トレンド(流行)を取り入れるべきですか?
トレンドを適度に取り入れるのは有効ですが、流行だけを追いすぎた内装は数年で古さを感じさせる原因になります。
内装は一度つくると簡単には変更できないため、ベースとなる壁や床はコンセプトやターゲット層に合った普遍的なデザインにしておくのが無難です。そのうえで、家具・照明・小物・観葉植物などの後から入れ替えやすいアイテムを使ってトレンド感を調整すると、長く愛される空間になるでしょう。
Q.美容室・理容室の内装工事の期間は一般的にどのくらいかかりますか?
工事のみの期間で見ると、スケルトン物件で2〜3週間、居抜き物件であれば3日〜1週間程度が一般的な目安です。
ただし、業者選定やデザインの打ち合わせ、見積り確定までの準備期間を含めるとさらに時間を要します。全体を通して開業までに2〜3ヶ月程度は見積もっておくと、現実的なスケジュールになるでしょう。
2026.4.28更新
※このページの掲載内容は更新時点の情報です。商品仕様や価格表記などは現在と異なる場合がございます。 恐れ入りますが、最新情報はミラタップ(旧サンワカンパニー)オンラインストアにてご確認ください。








